201801

さくっと1/12終了。1年に1回しか振り返らないのはいろいろ忘れすぎるので今年は細切れに記録をつけてみようと思い。

生活

5年ぶりの正月帰省の折りに高熱を出して2日弱寝込む。直ったら直ったで下唇中央にヘルペスができる。そんな体調不良のせいか分からないが気分の落ちがひどい。心身ともにいまいちなすべり出しになってしまった。休日はとにかく引きこもってあれこれ整理して体制の立て直しにつとめる。

寒い。とにかく寒い。福岡でこんなに雪がちらつくのは4年目にして初めてだ。年末に買ったNANGAのダウンジャケットが活躍しすぎている。服と言えば、ZOZOのセールでパンツを3本買った。ゆるめのコーデュロイを2本(カーキ、太畝ブラウン)とかなり細身のカーゴパンツ(予約)。

年明けの連休には台湾(11月の台南に続き、今度は9年ぶり2度目の台北)へ行ってきた。タイガーエアで往復2万円ちょい。冬の台北って聞いてはいたけど、ひたすら雨。ほんと雨。熱冷あわせて豆花を10回くらい食べた。狼茶(wolf tea)などいくつか茶を土産にした。最終日は朝6時のフライトだったので、初めて空港で夜を明かすことになった。帰国後、五香粉(うーしゃんふぇん)と豚バラ肉を買ってきて魯肉飯を何度か作ってみたが、味がまだ決まらない。カルディで話題の柿の種魯肉飯味を買う。現地で偶然立ち寄った迪化街の食堂に五郎さんの写真が貼ってあったのを思い出し、Amazonプライム孤独のグルメを見る。香港(出張)に行けなかったが、香港(プライベート)には行かなかった。高級XO醤待ってます。高雄・台南・台北と短期間に旅してみて、自分の舌に合っているのは台湾ではなく香港ではないかと感じている。

今夏の状況が不明瞭だしGWにちょっと無理して海外に行っておくべきか、と悩む(プラハ・ウィーン vs ポルトガル)。

仕事

不調には、どうにも気乗りしない仕事が目の前にあるのも効いているんだろう。無理やりにでも前向きになって、ちまちま進めるしかない。月内にシステム系のトラブルが都合3回発生し、ラストのはダウンタイムが過去最長だったこともあって、さすがに堪えた。おかげさまで館内ネットワーク構成と主要サーバのIPアドレスが頭に入ったと開き直ればいいのかもしれないが、この試験シーズンに大変申し訳無いです……。

2年近く調整してたCRIS-IR連携機能がようやくサービスイン。いやあ、かなり楽になった……(もうMySQL Workbenchに入れて出してなんてしなくていい)。システム連携においてリアルタイムにデータが反映されるというのはあらまほしきものだと先月からしみじみしている。年度末にかけてのウェブサービスまわりの機能開発の優先順位を整理する。今年は大学移転がいよいよ完了ということでシステム/ウェブ系の仕事もいろいろ発生するのだな……と遠くを眺める。

年度末で休刊の決まった『情報管理』の1月号に共著の「JPCOARスキーマの策定:日本の学術成果の円滑な国際的流通を目指して」が、『図書館雑誌』の1月号に『はじめての電子ジャーナル管理』の書評が、それぞれ掲載される。どちらも10月ごろに書いていたもの。『図書館雑誌』は埜納タオさん(巻頭)とごいっしょできて思いがけず嬉しくなる。『はじめての〜』はさすがに他誌でも取り上げられているようで、『図書館界』で中村健さん大阪市立大学)が書かれていたのはさすが!の一言だった。私のは「電子ジャーナルとか担当したことないんですけどいいんですか」「いいですよ」というものだったので、あんな感じのスタンスになった。→2月20日でエンバーゴが明けます。
https://doi.org/10.1241/johokanri.60.719
http://hdl.handle.net/2324/1904351

次は『情報の科学と技術』でなにやら共同連載することになり、初回の原稿は3/9〆……。キャッチアップが追いついてなくて、ネタを考えあぐねている。

そういえば『図書館界』1月号に同い年の元同僚(いまや理事なんですね!)が書いていた文章が胸を打った。ここのところ読んでいた研究不正関係の記事でも同様の主張を見かけていた。万事において、こうした「サイロ」を横断できることを大学図書館(員)の強みとして位置づけたい。

私は以前,自然科学系の研究者達の間近で図書館業務に従事する機会があった。その時の経験では,大学院生以上の研究者になると,「研究で必要とされる情報スキル」は,主に研究室内の教員や先輩といった閉じた範囲からのみ得られていた。この研究室内で脈々と受け継がれている情報スキルというものが,しばしば非常に偏っていたり,古典的であったりすることがあり,当事者たちはそのことを知らないまま,研究を続けている。つまり,場合によっては,配属される研究室によって,情報スキルの大きな格差が生じうるのである。
http://www.nal-lib.jp/kai/v69/zahyo5.html

id:high190 さんのブクマで知ったもので、大正大学の「職員1人当たり「SD研究費」と「SD手当」併せて上限20万円の予算を組むことが可能」という制度が羨ましく感じた。余計なことしなくていいから金だけ出してください。

  • 「SD研究費」は、業務遂行上、必要となる技術や知識の修得のためにかかる研修参加費、学会費、旅費交通費、消耗品費(書籍購入費)等が対象です。
  • 「SD手当」は、業務遂行にとどまらず、広く教養や素質向上のためにかかる資格取得のための授業料、検定料(合格した場合のみ支給対象)・消耗品費(書籍購入費)が対象です。業務だけでなく、個人の能力の向上を意識し、常に成長し続けたいと思う姿勢を応援する制度となっています。

https://tais.ac.jp/staff-recruit/career/support/

エンタメ

Plastic Girl in Closetのセルフカバーベストアルバム『LESSON 1』。石田ショーキチ車谷浩司とむかし組んでた方だったとは存じ上げず……)プロデュース。再録って素人耳には違いが分からないことが多いし視聴できなさそうだしと買うのをためらっていたんだけどこのインタビューを読んで、思わずぽちった。で、正解だった。#1 Stars Falling Downのイントロからしびれた。インタビューに「僕はずっとウィスパーボイスで歌っていたんですけど、今回はすごく力を込めて歌っているんですよ。」とあるように、全体的にドリームポップさが抜けて、原曲よりもりりしく、かっこよくなった。どちらの方が上ということはないんだけど。これであのぐだぐだのMCまでちゃんとしちゃったらどうしたらいいのか。

LESSON 1

LESSON 1

http://www.jungle.ne.jp/sp_post/242-plastic-girl-in-closet/

音楽ネタだと、小室哲哉の引退宣言もあった。それ自体には何も言う気はなく、ただ、True Kiss Destination経由で久しぶりにdosのbaby baby babyを聴いたら存外にかっこよかった。そしてKaba(当時はまだ"ちゃん"じゃなかった)が博多区出身だと知る。

きっかけは忘れてしまったが(Laboではない)、Nintendo Switchが欲しくなる。近所のセブンに売っているのを見る。絶対楽しいと思うけど、可処分時間がみるみる奪われるのは見えている。久しぶりにスマホ数独をインストールして、とりあえず我慢しとく。

読書

昨年の圧倒的な読書量不足("日本語"の"マンガ以外の本"という意味だけど)を反省して、今年は週1冊のペースで無理やりにでも読み続けようという目標を立てる。とりあえず積読のうち面白そうなものから手を付けていく。マンガでは『ゴールデンカムイ』と『阿・吽』を通しで読んだ。

13・67

13・67

香港ミステリー。年末にこのミスで知った。話題の第1話は麻耶雄嵩っぽさある。香港ということもあってか、全体的に『インファナル・アフェア』の空気感を思う浮かべながら読んでいた。しかしこれが台湾の出版社から出ているというのがよく分からないが、政治的な事情なんだろうか。インタビューで著者が述べていた、「日本ならば、東京が嫌でも埼玉に引っ越せばいいのですが、香港人はほかに行く場所がありません。」や、「現実を描けばロジックができます、なぜなら現実がロジックそのものだからです。」が記憶に残っている。

「ちゃんと日の目を見る、楽しんで使ってもらえ、意図した人びとに広く普及するようなものをデザインし、(チームで)作り上げること。それが喜びである」 うん、意義のある仕事をできることに勝る喜び(joy)はないよな、と。ペアプロをするような仕事ではないので、チーム内タスク管理の仕方(「計画おりがみ」)を取り入れてみようかと思って最近Trelloを眺めている。「役職も部署もない全員主役のマネジメント」という日本語サブタイトルはいまいち内容に合ってない気がした。ソラコムの玉川社長による「推薦者まえがき」だけでもおすすめしたい。

しかたなく紙で買ったらあとでKindle出た系。MBA系のきれいなスキルには限界があるということだけど、「ダーク」というほどダークでもなかった気がする。結局、自分の《肚の底》から成し遂げたいこと(出世ではなく)があるかどうかが強さを分けるのだなと。きれいな "how" にこだわってるうちは、まだまだ。

無形文化遺産 ウィーンのカフェハウス

無形文化遺産 ウィーンのカフェハウス

しかたなく紙で買ったらあとでKindle出た系。いつか行く。エックカフェ、シャニガルデン、コンディトライ。いくつか単語を覚えた。「ところがウィーンのカフェ文化は、そういう味の違いを楽しむものではない。まずはコーヒーの色、入れ物が陶器かグラスか、グラスの場合は取っ手が付いているかいないか、などの見た目が重要であり、次に添えられているのはミルクか生クリームか、ミルクの場合は冷たいのか温められているのか泡立ててあるのか、生クリームならホイップしてあるのかないのか、そしてコーヒーカップに注ぐのはミルクが先かコーヒーが先か、などが問われるのである。」

世界遺産の都へ 「ラトビア」の魅力100

世界遺産の都へ 「ラトビア」の魅力100

2015年夏のバルト三国周遊を懐かしみつつ。ラトビア国立図書館の落成時に旧図書館から14,000人の市民が手渡しで(ダウガワ川にかかる橋を越えて)本を運んでいったというエピソード。

ヨーロッパ最大の自由都市 ベルリンへ (旅のヒントBOOK)

ヨーロッパ最大の自由都市 ベルリンへ (旅のヒントBOOK)

物価も控えめだし、良い街だよなあ。次に行ったらJones Ice Creamを外さずに。帯に「暮らす目線で旅するマルチカルチャーな旅」とあるように定番の名所よりもおされスポットが多く紹介されていて、数多く出されているベルリン本のなかでもかなり気に入っている。

バルカンの花、コーカサスの虹

バルカンの花、コーカサスの虹

初・蔵前仁一。バルカン、ルーマニア南コーカサスの三部構成。写真が豊富でありがたいけど、文章の登場位置とかなりズレていて参照しづらかったのが難(なので、しかたなく紙で買ったらあとでKindle出た系だけど、紙のほうが読みやすかっただろうなあ)。読んでいて改めて散歩してみたくなったのはベオグラードセルビア)。ルーマニアなら北部(木造教会!)、コーカサスならジョージア、が旅のしがいに満ちているけど、車がないとどうにもならなさそう(著者はミニバスやタクシーを駆使しまくってる)。「マケドニア」といって良いのかどうか微妙なマケドニアもその微妙感が面白そうで、でもこのへんのことをちゃんと知るためにはオスマン帝国の存在感を復習せんとあかんと思い、『興亡の世界史』から1冊買った。

年のはじめに思うこと(2018年)

セントレア

年が明けて、ユニクロの半額セールでカシミアの白を買って、母妹とおちょぼさんで串カツ食べて(誰も参拝どころか鳥居をくぐろうともしないのがよい)、夕飯後に39度の高熱出して、フライトをキャンセルして36時間寝るはめになり、翌日に取り直したフライトで帰福する、という三が日だった。マスクなしであんな人混みに入ったのが悪いんだろう。。(そして5年ぶりに過ごした田舎の冬は福岡よりも格段に寒かった)

熱にうなされながらぼーっと考えてみて。たぶん自分はいま、ずっとやりたかった仕事がようやくできたことでちょっと安心しそうになってる。もういっかな、と感じそうになっている。のだめの顔が浮かぶ。それはまずい、と考えている。この怠惰な人間が安心とか満足とかしてしまったらおしまいである。この(安心に起因する)不安を解消するには、去年とは違った方向にカウンターを当てて別種の安定を形成するのが良いと思われる。それがまた新たな不安定を生み出してくれるはずである。すなわち、アウトプットよりもインプット、集中よりも拡散、決断よりも迷い、というのが2018年の大方針、ということにした。去年の延長線上にあることはほっといても慣性でなんとかなっていくので、一年間(意識的にあるいは無意識に)目をつぶっていたことを大切にしていこう。まあ、いつだって毎年何かしらやったことないことにチャレンジしようとは思ってんですけどね。

短期的には

  • 資料デジタル化あれこれ(IIIF、ライセンス、内製化ノウハウ)
  • 大学キャンパス移転(完了)への対応、と継承
  • JPCOARスキーマの普及活動

が分かりやすい課題かな。

移転完了に伴って勤務地が変わるだけでなく組織改編も予定されているので、自分にとっては4年ぶりの大きな環境変化になる。それと関連して、継承。スキルやノウハウなんかなんとかなるから、いまの仕事の楽しさをきちんと伝えておきたい。マネジメントとか人心掌握とかコーチングとかどうでもいいから、自分は心底楽しんで仕事をしてるひとが上司であってほしいし、自分もそうありたい。海外出張も1度くらいは行きたい(さっそくひとつ話が潰れたけども)。スポンサーがなければ自腹でCRIS2018@スウェーデンに行くかもしれない。

中期的には

  • 30代のうちに海外で働くチャンスを(せめて半年間以上)

を目標に。

誰かがやってるのを目にして思わずかーっと悔しくなるってことは自分でもやりたいってことなんで目をそむけるな。全部やってから死にましょう。>自分

今年買ってよかったもの(2017年)

年末恒例の。よかったというか、単に記憶に残っているだけのものもある。

食べもの

バルサミコクリーム

年末のベルリン旅行のお土産(なので正確には2017年じゃないけど)。バルサミコ酢っていまいち使いみちが分からずこれまで買ったことがなかったんだけど、クリームになっているだけでこんなに使いやすいものかと驚き、いろいろなものに垂らしている。

球磨の恵み(ヨーグルト)

とろっとろでうまい。いつも天神レガネットで買う。
http://www.kumashop.jp/shopdetail/003004000012/025/P/page1/recommend/

じゃこ天(愛媛)

自分は豆腐と練り物とシリアルとコーヒーがあれば生きてゆけるんだと思う。じゃこ天もじゃこカツもどちらも旨かった。うどん屋のふわっふわのも、道後温泉前で食べたのも。

三原豆腐店

信州に戻るひとの送別会をここで開いた。予約はかなり取りづらいらしい。福岡は京都と違ってそんなに豆腐豆腐しておらず、良き出会いが少ない。。

ユニカフェ プロフェッショナルユースドリップコーヒー スペシャブレンド

職場用コーヒーは値段と味のバランスが難くて。いまはこれ。日に3〜4杯は飲んでいるので2か月も持たない。

書籍

楽天マガジン

1月契約開始。月額410円。お気に入り雑誌(OZmagazine、WIRED、Casa BRUTUSCREA Traveller、Hanako、ダ・ヴィンチデジタルカメラマガジン等)を自動ダウンロードできるのが便利。なお、Huluは例の騒ぎの数か月後に解約した(外部ディスプレイはHDMI接続じゃないと再生できなくなったのがなあ)ので、他に契約しているサブスクリプションサービスはNHKオンデマンドAmazonプライムだけ。

アオアシ

サッカー漫画。プロユースが舞台というのが珍しい。たしかパサデナの宿で id:otani0083 におすすめされたのをやっと購入。アシトは辛かったろうけど、ここまで素質を見抜いてポジション決めてくれる監督/コーチがいたらほんと幸せだと思うよ……と人事のことを考えながら読んだ。

ボールルームへようこそ

競技ダンス漫画。やー、すごい。デビュー作でこれって。Amazonプライムビデオでアニメも追っかけていて、終盤では原作を完全に追い越しつつもうまく着地させたことにほっとした。最終話では「見ろ!」に感涙。

海外ドラマはたった350の単語でできている

100円とは思えない。勉強になりました。なによりこうして分析して本を書くという行動力が。

海外ドラマはたった350の単語でできている

海外ドラマはたった350の単語でできている

ロバート・ゴダード1919年三部作

計6冊、6000円。日本も舞台になっている。こんなにたっぷりゴダードの世界に浸るのは10代のとき以来かも。懐かしくなってブックオフで『千尋の闇』を探して読み返した。しかし、あとがきで知り合いの先輩ライブラリアン(アーキビスト?)の名前が出てきたときはびびったなぁ。しかし、このミス2018海外編では引っかかってすらいなかった。

ファッション

JOURNAL STANDARD relumeのチノ

ストレッチチノスリムテーパードパンツ。ピンクベージュのSを買ってみたらサイズがぴったりすぎたので、セールやら古着やらでネイビー、黒、グレーを追加購入して、計4本になった。ZOZOUSEDで良いコンディションのものが安く出品されていることが多くて助かる。しかしZOZOUSEDの商品画像が新品時のものになったのは功罪あると思う。
http://zozo.jp/shop/journalstandard/goods/18804496/

sotのベルト

ハンドウォッシュレザーベルト。カットしてほしかったので東京出張の折りに新丸ビルで購入。色はキャメルと悩んで、無難なダークブラウンを選択した。羽田向かいのモノレールのなかでネイビースーツにキャメルのベルトを組み合わせてるおにーさんを見て、キャメルも良かったかと若干後悔したのを覚えている。
http://zozo.jp/shop/quadro-sot/goods/11406295/

URBAN RESEARCH x NANGAのダウンジャケット

ダークネイビーのS。昨年モデルから狙っていた。アミュプラザ博多の約20%オフセールで買った翌週に30%オフの公式セールが始まるという憂き目にあったけど、あったかいし、軽いし、後悔はしてない。最近こればかり羽織っている。

APCのプチニュースタンダード

以下のエントリを見て、たまにはちょっといいデニムでも買ってみるかと思ってしまい。店頭で27インチと28インチを履き比べてみて、店員さんのおすすめで前者を選んだわけだけど、ちょっとだけきつい。まだ一度も洗濯してない。

グレゴリーのスタウト35

色はコールグレー。半年くらい海外旅行用のバックパックを探していた。気候の良い時期に一週間程度は耐えうるという要件で、サイズ(30L〜 or 40L〜)、ブランド(グレゴリー、ミレー、モンベルなど)ともにさんざん悩んだあげく、東京出張の折りに品揃えが最高という新宿の石井山専であれこれ背負ってみて、スタウト35、チャチャパック35、サースフェー30+5の三択のなかから最後はデザインで決めた。正直どれを選んでも良かった気はしている。国内出張でも使っている。

Nike ID

海外でひたすら歩くときはランニングシューズがベストってことで、ヨーロッパの石畳でもつまづきにくいフリー5.0を愛用していた。とはいえ2010年ごろに買ったものでかなり色あせてもきたし、いいかげん新調しようと。フライニットフリーランを黒々したカラーリングにするために初めてのNike IDにトライ。色合わせはとても楽しかった。ただ、フライニットで26.5センチ、はちょっと小さかったか(素足にはちょうどよい)。

ガジェット

IIJmioのプランを3GB→6GBに

SIMを2枚契約してスマートフォンタブレットで使用していると3GBでは枯渇することが増えてきた。おとなしく6GBに変更したらちょうどよい(5GBでもなんとかなりそう)。WiMAXにこだわる理由もなくなってきたし次の更新で固定回線にしても良いかも。。

パナライカ12-60mm F2.8-F4.0

旅行中に15mmと35-100mmをたびたび交換するのに疲れてしまい。結局は良い標準ズームを1本持っておくのがベストなんだよな……でも高いんだよな……という壁を図書館総合展終了の勢いで突き破った。

BARTON1972

香港製本革カメラストラップ、沖縄経由。一番ベーシックなブライデッドの黒にした。かっこいいけど丸型アイレットってPEN-Fじゃあ使えじゃんと思っていたけどただ単にパーツを外せば良いことに気づいた夜に、そのままぽちった。

Huawei nova

未だに不満なし。ピンクもやっぱりかわいい。ときどき落とすけど、安めのクリアケースが良い仕事をしていて無傷。

ケンジントンのSlimBlade

職場用に、初めてのトラックボール。馴染むかなあと心配していたけど、一週間も経たないうちにマウスなんてかったるくて使ってられないと感じるようになった。ボールを水平方向に回してスクロールさせるというのが指にやさしく、チリチリって感触も楽しい。細かいポインティングがしづらいと感じるときはあるけれど、そんな微妙な作業をすることは少ないし。機種選定時にはマウス一体型(ロジクールのM570tとか、エレコムのM-XT3DRとか)も頭にあった。

ステレオミニ-ステレオ標準のケーブル

死蔵のギターアンプをスピーカー代わりにするために。いや、ほんとはマーシャルのスピーカーが欲しかったんだけど、高いから。。

Google Home Mini

ビックカメラで半額セール最終日に、つい。色はチャコール。現時点では買ってよかったかどうか分からないが、ついでにChromecastが欲しくなってきた(しかしうちにはHDMIなディスプレイがない)。Googleカレンダーに音声入力できるようになると便利なんだけどなぁ。ねぇ、ぐーぐる。

ほか

久野靖史さんの皿

長らく、黒い、大きめの丸皿を探していた。一目惚れしたのが久野靖史さんの。入荷のチャンスをつかまえて黒リムしのぎ8寸皿を2枚購入した。対抗馬はSyuRoの炻器だった(東京まで見に行った)。

LuLuLun

いや、気持ちいいんですよ。ほんとに。安いし。

大エルミタージュ展:聖チェチリア(カルロ・ドルチ)

夏の帰省の折りに名古屋で見た。

来年ほしいもの

気になっているのは、

あたり。

あとはポルトガル中欧コーカサス諸国に行きたい。

2017年のふりかえり

本業で特筆すべき点は3つほど。

1、昇任と転籍。部署はそのままなので断絶は少なかったものの、それっぽい書類仕事が増えた(そして自分のケアレスミスの多さにうんざりした)。係長という立ち位置それ自体よりも、一時的に部下が欠員になって、すべての業務を隅々まで把握しておかなくてはならないという覚悟が必要となるシチュエーションに置かれたことのほうが、結果的には良い試練になった、その後に必要になった自信がついた、と感じている(3か月で済んだからそんなのんきなことが言えているのかもしれない)。同年代の、昔いっしょにアホなことやってたひとたちがそこそこのポジションにいることが多くなって、なんか面白くなってきたなあ、と年末にふと思ったりした。

2、図書館システムリプレイス。1月に入札説明会、2月に技術審査、3月に開札(ヒヤヒヤ)、4月にキックオフ、5-6月に詳細設計、7-9月の開発を経て、10-11月に評価、12月にサービスイン、というスケジュールで、年始から年始までかかりっきりだった。プロジェクト全体のマネジメントだけではなく、WebサービスのUIの設計、メタデータスキーマの変更、ディスカバリーサービスの移行、関連していくつかのサービスのクローズなども担当していた。UIに悩んでいた10月下旬頃は、毎晩夢のなかでもCSSを書くようなありさまで、そんななか外部システム連携系の調整をすっとばしていたことが分かったりもし、このころが疲労のピークだったなぁ。「ドタバタしないリプレイス」という目標に反して、佳境を迎えるにつれどんどんボロが出てきて、結局リリース後2週間は火消しに追われることになった。そんな自分の余裕のなさを主な理由として、まわりを楽しく巻き込んでいくという目標が十分に果たせなかったのが反省点。いろいろあるものの、自分はシステム開発をやるためにこの業界に入ったようなものなので、就職11年目にしてやっと大学図書館員になれたかなぁという、安堵した気持ち(これで安心しきってしまわないように……)。あとはこれを何回できるか。
# わーい、egamiday氏のブログのオチに採用されたよっ。
# http://egamiday3.seesaa.net/article/455895840.html

3、JPCOARスキーマの策定。ナショナルな標準を策定して、それを海外で広報し、同時に所属機関で実装した、という経験をした。自分ごとの課題をプレゼンして、そこから派生したナショナルプロジェクトに貢献して、その成果を再び自分とこの仕事に還元していく、そんな、“標準化”というものとのある意味で正しい付き合い方ができた。こういうのはえてして遊んでると思われたりしがちだけど、ほんと、最終的に自分が楽するために苦労してんだ、というのを証明した(だれに?)感ある。

あれこれ手を出すのは諦めて、大事をとって安全側に倒したことが多かった。そういう意味では、例年よりも余裕のある一年だったようにも思う。限定された領域ではあるもののそこにどっぷり浸かることができたので、充実感・満足感はいつになく高かった。体型も維持できたし。

researchmapによると、書きものは1本、講演ものが3本、ポスター発表(国際会議)が1本、ということでアウトプットが大変少なめ(でも1月に2本書きものが出る……)。出張も控えめにした(といいつつカウントしてみたら国内 x 8回、海外 x 2回とそんなに少なくもなかった)。ブログもちっとも書かなかった(これ以外に11本だけ)。いや、2016年3月からずっと関わっていたJPCOARスキーマの公開にこぎつけたし、システムリプレイスで新しいサービスをリリースしたわけなので、自分のキャリア史上最大にアウトプット過剰な一年だったと言うべきなんだろうけど。最低限のインプットだけで逃げ切った結果、頭がずいぶん腐っているので、来年はもうちょっとちゃんと読んで/書かないと。

業界動向では、国内は、早慶共同図書館システム、JST-CHORUS契約、IIIFの盛り上がり、ジャパンサーチのメタデータマネジメント、京大利用規定改訂、『本棚の中のニッポン』OA化、ORCIDコンソーシアム、あたり、海外は、Elsevierによるbepress買収、出版社のSci-Hub/ResearchGateへの対応、引き続き盛り上がる(盛り上がりすぎてるように見える)プレプリント、あたりが記憶に残る。機関リポジトリとデジタルアーカイブの邂逅という流れを強く意識した。一方、研究データ管理のことはあんまり考えなかった。

ライブは11本(ベストアクトは初めてのamazarashi)。海外渡航は5回(うち2回は出張)。


あとは細々とした記録を、その頃流れていた曲といっしょに。

1月

オリーブオイルと宮崎名物マキシマムの相性の良さに気づき、年末ベルリン旅行土産のバルサミコクリームともあわせて、チキン豆腐サラダばかり食べていた。オープンアクセス方針の実施要領を公開して、運用開始(オープンとか言いつつCC BYじゃないのかよと某さんにツッコまれる)。入札説明会。東京出張(会議)の帰りに銀座アンジェリーナのモンブランに感動し、羽田T1で売っている小波(これもモンブラン)をお土産にしたら大好評だった。眩暈SIREN@Queblick。イリノイ大学の方々がいらっしゃって職場でオープンデータのシンポジウム。実は伊藤之雄先生が同郷であることを知る。同僚が信州に帰っていく。再度の東京出張(会議)のついでに西荻窪→Total Feedback@高円寺HIGH(僕の死んだ彼女を生で見るのはこれが最後になったりしないだろうか……)。





2月

オープンアクセス方針説明会、3 days。からの、LA出張。初の米国、しかも政権交代直後ということでいろいろビビっていたら、ビジネスアップグレードで意表を突かれる。アドバイザリーな役目をこなしたあとは、UberUCLACaltechを訪問した。先月のTotal feedbackの残響からマイナーなシューゲばかり聴いてて、bandcampやsoundcloudで音源をいくつか買った。吉田博展@久留米市美術館。



3月

LAを懐かしみつつの『LA LA LAND』。JPCOARスキーマパブコメ開始(大変だった……)。Huawei nova購入。id:negadaikon がやっと来福してくれて。東京出張(科学データ研究会WDS国内シンポジウム)。職場でトラックボールケンジントンSlimBlade)に乗り換える。ぼくのりりっくのぼうよみ@DRUM Be-1。職場の送別会を幹事権限で憧れの百年蔵にて。NDL関西館出張。某紀要でCCを導入する。



4月

昇任(id:otani0083 も)。キャンベル先生が国文研の館長に(ジル・サンダー好きとかおされすぎる)。シナリオアート@BEAT STATION。春祭りで飲んだかぼす&ハニーのクラフトビールが美味かった。CiNii騒動。「デザインの良いもの・きれいなもので学生の感性を育みたい」(カレッジマネジメント, 203, p.71-73)ということばがツボったらしい。館内初任者研修でWebサービスの話をする。Awesome City Club@BEAT STATION。プロマネ試験はぶっち。まさかの麻耶雄嵩月9。amazarashi@福岡市民会館。珍しく車を借りてドライブ(篠栗九大の森南蔵院)。職場では体制整備に追われていたら一ヶ月終わったような記憶がある。GWは航空券のセールでマカオ→香港へ。初めての海路越境にテンションを上げたり、マカオのそちこちでポルトガルを感じたり、香港の安宿で辛抱したりした。




5月

プリズンブレイク寝不足。先月のライブを引きずってamazarashiのベストを延々とリピートしていた。仕事では主にメタデータまわりに取り組む。OpenRefine、OR2017のポスター、NIIオープンフォーラムの発表準備、PubMed LinkOut、メタデータクリーニング、次期メタデータスキーマの設計、……。あとは次期Webサービスのレビュー。とあるイベントで学内の某偉いひとが「職場は最終的に自己実現の場」「余裕もないので優秀なひとに集中投資」などとおっしゃっていて見直した。木根尚登@ROOMS、マイヘア@BEAT STATION。



6月

職場インスタ開始。筑紫キャンパス訪問。日文研主催の「海の向こうの日本文化シンポ」に出かける。スポンサーが3機関にまたがったため調整が激しく面倒だったNIIオープンフォーラム→NDL関西館出張。数年ぶりにli:d techメンバーが集合して月島でもんじゃを食べた。某先生大発見の記者会見を見学する。係長研修(広報室長の熱っぽい講義が面白かった)。そのままオーストラリア出張(OR2017)。旅先で高熱を出して心細かったけど、ローカルなヨーグルトはめちゃうまだった。部下が異動して、欠員に。





7月

id:haseharu が転職。てんやわんやであんまり記憶がない。夏期休暇でクロアチアドゥブロヴニクへ。クラムボン@BEAT STATION。上原善広さんの本を何冊か立て続けに読む。「行き場を失った寂しさのインデックス」っていうメモが残ってたんだけどこれなんですか? 天神地下街にオープンしたRINGOのアップルパイをようやく入手(うまい)。



8月

主にWebサービスの詳細設計やいろいろのクローズの調整をしていた。某セミナーと某総合展フォーラムの登壇依頼をいただいたものの無理すぎて断った。次期JAIRO Cloud開発タスクフォースへのお誘いを受ける。死んだ僕の彼女が活動停止。。コードブルー寝不足。お盆は数年ぶりに帰省して家族旅行。古いアルバムをめくって、父親が星野源に似てるということになった。立て続けに高野山・大阪へ。スネオヘアーパンゲア。合理的配慮。情報管理原稿をざっと書いた。ゆきちゃんの『トップランナーの図書館活用術:才能を引き出した情報空間』が話題になる(けど、紙でしか出ないので未だに読んでなくてごめん……いい加減諦めて買おうかしら)。




9月

台湾映画を立て続けに見る(「あの頃、君を追いかけた」「藍色夏恋」「台北に舞う雪」)。夜の動植物園。某教授会でプレゼン(わりとうまくできた)。シュトーレン氏、激ヤセ。アーカイブサミット(河原町三条のThe Millennialsが良い宿だったのでまた泊まる)。NII出張(会議)。留学中の友人がベルリンからロンドンへ移住。Awesome City Club@福岡。NDL関西館出張。月末はJPCOARスキーマ関連の追い込み。。



10月

九大六本松キャンパス跡地に六本松421がオープン(蔦屋書店、福岡市科学館)。部下の欠員が埋まってほっとするも、こちらに満足な受入体制ができてなくて申し訳なかったりした。東京出張(JPCOARスキーマ説明会)、これからの学術情報システムに関する意見交換会、次期システム学内説明会、IIIFワークショップin九州、と秋らしくイベント続きの日々。左足親指に数年ぶりの肉芽腫ができるも幸い薬だけで落ち着いてくれた。図書館雑誌の依頼で『はじめての電子ジャーナル管理』の書評を書く。幼馴染が『仕事ではじめる機械学習』を出版する。AWS Cloud Roadshow 2017 福岡。図書館総合展の準備もあったし、WebサービスのUIに悩んでいたし、季節柄、統計や評価ものも重なるし、このころが疲労のピーク。ようやくJPCOARスキーマ正式公開(おつかれさまでした)。


11月

三連休に高雄→台南旅行。で、豆花ブーム。東京出張(図書館総合展、学認運営委員会)→係長研修フォローアップ→学内バドミントン大会(今年も即席ペアで、C級3位)。横浜ではみんなの憧れやわとしょさんとパンケーキを食べた。いろいろ終わった開放感でパナライカ12-60をポチってしまう。眩暈siren@Queblick。桃山展@九博。Schroeder-Headz@福岡ROOMS。極地研OA方針策定。ベイビーステップ突然終了とか笠間書院・岡田さん退職とか某同僚さんの退職とか、ショックなことが続いた月だった。落ち着いて見る時間がなくなってきたのでHuluを解約した。




12月

新システムサービスイン。からの、連日の謝罪。「北欧、暮らしの雑貨店」トークイベントブックスキューブリック箱崎、で一息。ドタバタが落ち着いてきたところでリポジトリメタデータに取り組む。目処が立ってきたところで、ひととおりの解説をしてあとは部下のひとに任せてみることに。で、自分は貴重資料のメタデータのほうに着手する。未だに「古典籍」というものに対してどんな距離を取ったらよいか分かってないんだけど、資料撮影作業に数十時間ほど費やしてみて、カメラ趣味の自分には「被写体としての資料」という向き合い方が合ってるかもしれないと気づく。ただただ、“いい顔”に撮ってあげたらいいだけなんだろう(ということにする)。原作の進捗もあって心配していた「ボールルームへようこそ」(アニメ)がぶじに最終回を迎える。バドミントン全日本を後追いでざっと見る。桃田の代表復帰がめでたい。大堀彩の「明日死んでもいいくらいの気持ちで」にぐっときたけど、「楽しんでプレイしたい」と自然体の山口茜が優勝をかっさらっていくのがなんともいえない。年末の海外逃亡は諦め、道後温泉に行ったり、素直に帰省したり。

* * *

第19回 #図書館総合展 の個人的なふりかえり

5年連続、8回目の参加になる、けど。

今回もいろいろがっちゃんこの依頼出張で、

  • 11/6(月)午後まで仕事→夕方のフライトで横浜入り
  • 11/7(火)図書館総合展(本務は「次世代リポジトリを考えよう」フォーラムでの登壇)
  • 11/8(水)学認運営委員会@NII

というスケジュールだった。

月曜日、ほんとはついでにNDLに寄って『「デジタルアーカイブ」と「研究データ」の出会いシンポジウム~データの保存と活用へ、ライブラリアンとアーキビストの挑戦』という魅力的なイベントを覗いてくるつもりだったけど、やむなく予定変更。
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/201711rda.html

ここのところ本業でまったく余裕のない日々が続いていて、今回は最初から最後まで図書館総合展という気持ちにならないまま、日常を抜け出せないまま終わってしまったという感じ。空き時間はずっと仕事をしていたし。ブースにも行かなかったし。知人にもほとんどすれ違わなかったし。ああ、kumori(ゆきのちゃん)のポスターを見逃したのは痛かった……。岡本さんたしかに痩せたなあ……。

うん、やっぱりブースに行かなかったのがあかんかったんかな。あの「数メートルごとに知り合いとすれ違う」異常空間でテンションを狂わせてしまわないと、このお祭りを楽しめない。あんまり気持ちに余裕がなさすぎるときに参加するもんじゃないなぁ。

そんななか、帰りに、みんなの憧れ *やわとしょさん* とお茶したのが最高の思い出。マロンパンケーキをつつきつつ、開発中画面を見せあって「ここのpaddingが……」などとウェブデザ談義に花が咲く、そんなふわふわ素敵タイムだった(はず)。

参加したフォーラム

雑誌論文利用環境改善の国際プロジェクトについて

申込なしで当日飛び入り参加。この興味をそそられないタイトル、完全にスルーした。。

かねてより興味津々だった、JST千葉大学が参加したCHORのパイロットプロジェクトについて、詳細な報告がなされた。ざっくり言うと、JST-fundedな研究成果論文(の著者最終稿 or VoR)を商業出版社のサイトで公開してもらうというもの。JSTは本契約を結んだというニュースが先日流れていたけど、千葉大学も同様に継続するらしい(千葉大学の契約金額を聞いて意外な安さに驚いた)。JST千葉大双方ともに、決め手に欠ける(学術雑誌論文の)オープンアクセスの推進のために、機関リポジトリでのちまちました著者最終稿公開というトラディショナルな方法のみに甘んじることなくいろいろな手段を試していく、という攻めの姿勢が感じられたのが良かった。JST-fundedに限定すると論文の件数に限界があるけど、JSPSが加わったら面白くなりそう(当分ありえないだろうけど)。

それぞれの取組については、そのうち『情報管理』で文章化されるといいな。

司会進行の土屋先生が質疑応答で「で、SHAREとCHORUSはどっちが勝ってるんですか?」と尋ねて、マシューさんがごにょごにょしてたのが面白かった。

そういえば、CHORUSについては以前書いたことがあった。

「次世代リポジトリ」を考えよう

JPCOARから派遣されて、NIIとの次期JAIRO Cloud共同開発タスクフォースのメンバーになっている関係で、自分の考える「次世代リポジトリ」とやらについて10分間プレゼンして、4人でパネルディスカッションをする、というフォーラムに登壇することになり。

今回は、「海外では……」とかそういう小難しい or 偉そうな話をしたい気分ではなかったので、とことん自分に引きつけて、めちゃくちゃ偏った、しみったれた話をすることにした。「15年後にどういう仕事をしていたいですか?」「自分はどんな仕事をしてるときが一番楽しいんだろう?」「社会が、とか、国が、とかじゃなくて」というようなノリの……。次世代リポジトリへの期待としては、デジタルアーカイブなどに言及しつつ「多様さを支えられるリポジトリシステムに」なんてそれっぽくまとめたけども。「次世代ってなんなんだよ!」と苦しみながら準備してきたけど、当日皆さんの前で話しながら、「先輩たちの始めた仕事のうち、自分たちが捨てるべきと考えるものを捨て、残すべきと信じるものを残すのが次世代(世代交代)」と、胸の内にあったのはそんなシンプルさだったのかもなあと気づいたりした。しかし、パネルディスカッションも含めて、口が滑って本音がいろいろこぼれてしまった気がする。自分より若いひとたちに向けてメッセージを発したつもりが、終演後、複数のシニアの方から共感のお声がけをいただいてしまったのが印象的だった(ありがとうございました)。

資料はそのうち公開される、はず。

登壇者のひとり、南山さんのスライドはこちら。メタデータとか信頼性とか自動化とか。

なお、次期JAIRO Cloud開発についてはちょうど同日にニュースリリースが出されていた。共同開発の相手としてCERNやNIMSの名が挙がっている一方で、タスクフォースについては一切触れてないのが面白かった()。

EBSCO Discovery Service ユーザーフォーラム

ユーザー?というのはともかくとして……。朝日新聞社の方からは、聞蔵IIがEDSに搭載されたお話を。これは日本の新聞データベースがディスカバリーサービスに搭載された初めての事例になるらしい。今後はEDS以外のサービスにも展開されていく予定とのこと。

過去の参加記録