京都大学総合博物館「ウフィツィ・ヴァーチャル・ミュージアム」観賞

先週の国際シンポジウムで招待券をもらったので,京都大学総合博物館の「ウフィツィ・ヴァーチャル・ミュージアム」を観てきました.今日が元々の最終日でしたが,好評だったんでしょうか会期が23日まで延長されています.



この展覧会ではイタリアのウフィツィ美術館所蔵作品10点,の超高精細デジタル化により制作された実物大複製が展示されています.ボッティチェリとかラファエロとかミケランジェロとか.なんかよく分からんけど皆さんばしばし写真を撮っていて,スタッフの方も注意していなかったので,ちょっとだけ撮ってみました.

ドアップで写した2枚から分かるようにひび割れや凹凸もしっかり再現されていて,これ触ってみたらでこぼこざらざらしてるんじゃないかと思えるものでした.触るのは我慢しときましたけど.

あと,院生の古川萌さんが制作したジュニアガイドがすごい良かった.分かりやすくて,イラストもとてもかわいくて.



冒頭,岡田温司先生からの挨拶のなかに,

無駄な邪推かもしれませんが、美術館や美術展はどうも苦手、という観客の方も少なくはないでしょう。それらにはたいてい、どこかお高くとまっているような雰囲気がなくはありませんし、第一、気を遣うので心身ともに疲れてしまいます。


このヴァーチャル・ミュージアムではむしろ、皆さんがそれぞれに、それぞれのやり方で楽しんでいただきたい、それがわたしたちの心からの願いです。

とありましたが,たしかに会場には,展示物が複製であることから生まれる“気楽さ”が流れていたように感じられました.デジタル化すげえなって,素直に思いました.



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