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2013年図書館システム市場動向レポート

図書館システム

マーシャル・ブリーディング(Marshall Breeding)さん[*1]による毎年恒例の図書館システム市場動向レポートの2013年版が出ました(E1169E1282参照).今年のサブタイトルは“The Rush to Innovate”[*2]

Automation Marketplace 2013: The Rush to Innovate
http://www.thedigitalshift.com/2013/04/ils/automation-marketplace-2013-the-rush-to-innovate/

このレポートはこれだけ読んでおけば図書館システム[*3]についての動向はひととおり押さえられるというくらいのもの(だと思っています).こんなシステムが新しく出た,最近はこういうのがトレンドだとかいった大きな流れから,各社のシステムがどれくらい売れたのかという細かな数値データまで紹介してくれています.企業買収やオープンソースソフトウェアという話題も定番です.

ここ数年は次世代型図書館システム(クラウドベースのものもそうでないものもある)―彼はそれを“library service platform”と呼んでいますが―がホットトピックになっています(E1307E1394参照).今年のレポートは冒頭で,その一群に含まれる,Alma(Ex Libris社),Sierra(Innovative Interfaces社),WorldShare Management Services(OCLC)の新規契約館数/総導入館数がまとめられています(表1).その他,Intota(Serials Solutions社),Kuali OLE(オープンソース)はまだまだ開発が続いている段階ですね.

表2で各図書館システムの販売数,表4でディスカバリーサービス・リンクリゾルバ・ILL・ERMSなど他のシステムの販売数がまとめられていますのでそこだけでもチェックしておくと良いかも.


*1:昔はヴァンダービルト大学図書館にお勤めでしたが,2012年5月で退職されて現在はフリーのコンサルタント.http://www.librarytechnology.org/

*2:2011年は“The New Frontier”,2012年は“Agents of Change”というものでした.

*3:いわゆるILS = Integrated Library Systemだけでなく,その周辺のシステム・サービスも対象に含んでいます