年のはじめに思うこと(2015年)

(エントリが前後しましたが)あけましておめでとうございます。


年末年始は帰省もせずひたすら原稿執筆にいそしんでいました。12月は仕事で精神的余裕がなく、冬休みに入るまでまったく手を付けていなかった(元ネタすら読んでなかった)のでどうなることかとひやひやしていましが、なんとかかんとかで締切を守れました(3月末に刊行予定)。個人的にはこれでやっと年が明けたという気分になっています。


年越しの瞬間はSompelが2004年に書いた論文を読んでいました。彼らはこうして10年以上まえからずっと取り組んでいたんだなぁ、と感じ入りつつ。こんな生活は院生以来かと思っていたら、去年もそうだった……。忘れっぽい。そんなわけで一年前とやってることは同じなんですが(大晦日にロングブーツぽちってるあたりも)、当時自分を隙間なく覆っていた不安と鬱屈がまったくなくなっていることにふと気づき、それだけでも福岡に出てきて良かったと改めて思ったのでした。こんな穏やかな気持ちで迎える新年はいつ以来だろう。。

この歳になってようやく、自分の登ろうとしている壁にちゃんと爪が引っかかっているという手応えを感じています。かつてはなにをやっていてもその先に何かが待ってるという気がしてくれなかったのに、いまは、もうちょっと、あとちょっと、と粘り強く思える。まわりを見て焦ることも、誰かを恨むことも少なくなったし、自分のやれることをきちんとやってればそのうちなんとかなるんじゃないかというのんきな気分でいられます。とてもいい時期、かな(なるべく長く続けー)。それは経験というよりも単に環境のおかげなんでしょうけど。でも、今年は初めてお会いしたころの @egamiday さんや @sabarya さんの歳になってしまうのかっΣ(゚д゚lll)と気づいて、あのころのおふたりと同じようにできている気はしないし、ちょっと愕然としたりした。


さて。2015年、つらつら考えてみたものの特に大きな目標は思いつきませんでした。去年の活動を継続できればそれで十分で、なにかチャンスが降ってきたときに掴み取れるような余裕を保っておきたい、というくらいの気持ちです。やりたいこと、やらなくちゃいけないことは山積みですし、ひとつひとつ着実に撃破していければ、と。具体的には、ぐだぐだになりつつあるメタデータマネジメントの立て直しと、ウェブサービスのUIの改善をきっちり進めていく予定です。ひとつくらい新しいことを言えば、サービスの効果測定をルーチンに落とすことに強い問題意識を持っています(fluentd + Elasticsearch + kibanaを勉強したい)。あとは、一度くらい海外に行ければなぁ。研究テーマとしては引き続きCRISを追っかけていくつもり。


あとはなるべく老けないように頑張って、今年も楽しくいろんな服が着られれば。

そんな感じです。



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まわりの皆さんのふりかえりエントリも楽しく読ませてもらいました(id:post-horn さんがブログを始められたのも嬉しいことでした)。