201812

ぶじ、月次ログを1年間続けられた。

仕事

昨年の図書館システムリプレイスからまる1年!(早かった

Google Analyticsで(今更ながら)マイレポートを作成して、メールで定期送信するように設定したものの、メールが一向に届かない。同じ穴にハマっているひとが多いようだが。。

職場忘年会@稚加栄。ビンゴとか、何年ぶり。

「情報の科学と技術」連載原稿、ラスト。いつもながら数週間前から憂鬱になり、苦しむ(普段の勉強が浅いからなんだけど)。ネタの指定のない原稿依頼なんてもう絶対受けないぞ、と誓う。1週間くらいぶつぶつと英文を読み耽った結果、このタイミングで記事として成立するだろう、と確信が持てたので、Plan Sを取り上げることにする。2ページ指定の原稿に70本も英語記事読むのって非効率すぎると我ながら思うんだけど(まあ、2ページに収まらないからいいか ←いいのか?)。

元気な若者を集めてディスカバリーサービス用のチームを組織した。キックオフのためのインプットということで、まずは私から2時間ほどレクチャーを行う。

国際シンポジウム+ALIRG 2018 Workshopでポスター発表。といっても自分はポスター作成の1/4をやっただけで、オーラル(minute madness)にも登壇せず。後輩新人男子の発表がかっこよすぎて、惚れ惚れした。正直、発表者のなかで一番うまかったと思う。杉本先生@つくばの司会もリズムがあって好き。ALIRGのほうは主に大学院生のための国際会議という感じで、留学生の多さ(日本人学生の少なさというべきか)が印象に残った。しかし相変わらずの自分の図書館情報学"教育"への興味のなさを感じる。ざうお本店での懇親会は、飲み放題にホットコーヒーがあって◎。もう、乾杯の瞬間からコーヒーを飲んでいたい。

オープンデータWG #2。

司書課程講義(情報資源組織論)で課長が授業を。年明けは自分の番がまわってくるが、まだなにも準備してない。

課内Slackを実験中。

生活

12月前半のエフォートは自動車学校(大型二輪免許)と原稿執筆でほぼ充填。。

4-5月の普通二輪免許取得に続き、大型二輪免許取得にチャレンジ。12/1入校式→12/7第1段階(実技5コマ)終了→12/13第2段階(実技7コマ、学科1コマ)終了→12/14卒業検定合格!  2週間でトントンと卒業できたけど、第1段階ではスラロームにちょっと悩んだし、卒検ではミスも多かったし、出来の良い生徒ではなかったよね、というもやもやが残る。

ヘルメットでぐちゃぐちゃになるのはそもそも髪型がよくないんだ、ということで、ふだんよりちょっと短めにカットしてもらう。前髪を眉ラインに揃える(くせ毛なのでちょっと上がる)。セットしやすいし、多少ぐちゃぐちゃがマシになったし、いいかも。まあ、カリメロみたいなんだけど。

アニメBANANA FISH完結。最終話はやや長尺だったけど、よく24話で終わらせたなあ……お見事。OP/EDテーマもマッチしていて好きだった。ラスト近く、英二がアッシュに「君は…それでいいの?」(「BANANA FISH」コミックス19巻、p.16)と問いかけるくだりは、「ユリスモール それではきみは―― 誰も愛していないの でもそれで生きていけるの? これからもずっと…?」(「トーマの心臓」文庫版、p.410)というシーンをどうしても思い出してしまう。愛だなあ。

旅行

12/20-25、台湾一周旅行。フライトが1.8万、宿が4泊で0.8万、最終日の高鉄以外はひたすら区間車 or 自強号自由席(高鉄もクーポンやらで30%オフ)、という安旅行。そう充実しているわけではない鉄道ダイヤが悩ましかったが、ざざ降りの花蓮以外では天候に恵まれたのがありがたかった。クリスマスというタイミングながら、高雄では28度まで上がったし、だいたいは半袖Tシャツ+薄手パーカーという格好でちょうど良かった(ときどきウルトラライトダウンパーカー)。

  • Day 1:桃園空港→台北→平渓線→ 礁渓(足湯);宜蘭泊
  • Day 2:宜蘭、羅東;宜蘭泊
  • Day 3:宜蘭→花蓮→池上(弁当)→台東;台東泊
  • Day 4:台東→高雄;高雄泊
  • Day 5:高雄→高鉄桃園→桃園空港

今回は基隆、太魯閣(花蓮)、墾丁(台湾最南端)をすっ飛ばしたし、西側でも日月潭阿里山(森林鉄道)、新竹(今知ったけど、埴谷雄高は新竹生まれらしい)など行きたいところはまだまだある。

そうそう、今回は事前に「常客証」を申請しておいたので(過去1年以内に3回以上入国すると発行できる)、行きも帰りもイミグレが瞬殺だった。この速さを味わってしまうともうあの行列には並べない……。そういえば福岡空港でも顔認証ゲートを体験したけど、こちらはそんなに時間的に優位になるってわけでもなさそうな。

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12/29-31、今度は周南・萩旅行。まずは、LILI LIMITラストライブ@周南Rising Hall。翌日、在来線で新山口へ、そこからスーパーはぎ号(1,550円)で萩へ。ド年末だったけど、博物館や萩・明倫学舎は開館してくれてた。帰りは在来線に5時間揺られ、帰宅したのは大晦日の22時過ぎ。

https://www.instagram.com/p/Br9b3xYhoYo/

旅続きで疲れぎみなので三が日はのんびりする。。

読書

極夜行 (文春e-book)

極夜行 (文春e-book)

購入したのは4月……。読み終えてから今年の本屋大賞(ノンフィクション部門)に選ばれたことを知った。

およそ未踏の地というものが残されてないような現代における、脱システムとしての探検。闇へ。「月に支配された極夜世界は一日は二十四時間ではなく二十五時間で運行されている。」「極夜の闇の中で私は己を捨て、星だけを信じなければならない状況になっていた。もしかしたら私はこのとき信仰というものの原初的形態を経験していたのかもしれない。」「闇によって視覚情報が奪われることで、己の存在基盤が揺るがされる感じ。(中略)ここにこそ極夜世界の本質はあるのかもしれない。」「私はこの極夜世界を初めて恐ろしいと感じていた。寒さや空腹ではなく、暗さそれ自体が恐ろしいのだ。」「そうだ。月明かりが照らす世界など所詮はすべてが虚構なのだ。(中略)月のやり口はまるで夜の店の女と同じだった。」

いちばん記憶に残っているのは犬が人糞を食うというくだり……。

角幡さんの積読を続けて。こちらも「よく生きて帰ってこれたなぁ」という不思議な読後感が残る。

そんな危険な冒険にどうして出かけるのか。「リスクがあるからこそ、冒険という行為の中には、生きている意味を感じさせてくれる瞬間が存在している。あらゆる人間にとっての最大の関心事は、自分は何のために生きているのか、いい人生とは何かという点に収斂される。いい人生とは何だろう。(中略)死が人間にとって最大のリスクなのは、そうした人生のすべてを奪ってしまうからだ。その死のリスクを覚悟してわざわざ危険な行為をしている冒険者は、命がすり切れそうなその瞬間の中にこそ生きることの象徴的な意味があることを嗅ぎ取っている。冒険とは生きることの全人類的な意味を説明しうる、極限的に単純化された図式なのではないだろうか。」

「ちゃんと生きているか?」っていうことなんだろう。

アジアのなかの博多湾と箱崎 (アジア遊学 224)

アジアのなかの博多湾と箱崎 (アジア遊学 224)

九州大学のキャンパスがあった(今もごく一部の部局は残っているのだが……)箱崎をテーマにした本。二次利用をオープン化したうちの「蒙古襲来絵詞」画像をさっそく使ってくださった本でもある。考古学にはあんまり興味がないので(すみません;_; でも「一帯の基盤となる層は砂丘」「現在、箱崎の街を歩いても、このことを感じることはほとんどないのではないか」(p.11)は認識を改めさせられた)、近現代の章からいくつかの論考を読む。

九州大学新聞の広告欄とか、自分がデジタル化公開に携わった資料が使われていたりして嬉しくなる。

伊東・シェパードで紹介されていた「池田学校」という箱崎の下宿の話が面白かった。

ただし、どんな学生でも受け入れたわけではなく、たとえば法文学部生は入居を拒否された。生活のリズムが一定で毎日昼の間研究室に拘束される理系学生が受け入れやすかったのに対し、授業時間が曜日によって異なる傾向にあり、講義がない日は下宿にいて、仲間を呼んで麻雀などに明け暮れがちな文系学生を、ツチエ氏が嫌がったからだという。なお、戦前戦後を通じ、箱崎界隈の下宿屋や間貸しの間では法文学生は不評だった。」(p.200)

「無限」に魅入られた天才数学者たち (ハヤカワ文庫NF)

「無限」に魅入られた天才数学者たち (ハヤカワ文庫NF)

いつかのセールで購入からの積読数学基礎論のことはときどき想いを馳せているような気がするけど、本を読むのはかなり久々。神学のくだりで学部生のころに読んだ野矢茂樹『無限論の教室』を思い出した。苦しんで苦しんで苦しんだカントールのエピソードに惹かれ、じっくり読んだ。しかしカントールクロネッカーがそんなに険悪ムードだったとは。

訳者あとがきの「そして、この意味における数学の「虚構性」が誰の目にも明らかになったとき、「物理的世界において、数学はなぜこれほどまでに有効なのか?」というユージン・ウィグナーの問いかけは、ますます深い謎となってわれわれを魅了することだろう。」というくだりが良い。世間で「○○学は役に立つのか?」という不毛な話題が持ち上がるたびにいつも頭に浮かぶのは、このこと。別にそんなつもりでやってんじゃないんだけどなんか役に立ちすぎちゃってマジびびるわ、というのが数学関係者のスタンスだろうと思う。

図書室ミステリとかいうから新刊をさくっと買ってしまう。NDCとか小道具を持ち出しても結局米澤穂信節になるのが面白かった。「図書館の自由に関する宣言」が出てきたときはやや辟易したけど、「どんな立派なお題目でも、いつか守れなくなるんだ。だったら、守れるうちは守りたいじゃないですか。」という付き合い方は悪くないな、と感心した。

3月に出張で行くことになった(初の中東圏)けど、ドバイのこともUAEのことも何も知らない。「ワイルド・スピードSKY MISSION」で空を飛んだのはアブダビだったか。この本はとても読みやすくて、アブダビ/ドバイを中心としたUAEの概要がざっと頭に入った。住所がない、っていうのはマジなのか。

白バイガール (実業之日本社文庫)

白バイガール (実業之日本社文庫)

Kindleセールで、バイク好きなら楽しめるというレビューを信じて。「異性に言い寄られるなんて、考えてみれば久しぶりのことだ。私も捨てたもんじゃないんだなと、表情が緩んでしまう。だが別れ際にエンストするという失態を思い出し、顔が火照った。」がかわいい。

プラネタリウムの外側 (ハヤカワ文庫JA)

プラネタリウムの外側 (ハヤカワ文庫JA)

北海道大学を舞台にしたSF。微妙に図書館風味。

「「ねっ、図書館って、プラネタリウムに似ているでしょ?」彼女が、書架を見上げながら言う。「ここからは見分けもつかないくらいの背表紙のひとつひとつの中に、物語が詰まっているんですよ。かすかにしか見えない星のひとつずつに、何万年もの歴史があるように」と、まったく別の文脈で出てきた「それは、現実の星空だって同じだよ。わたしたちは、本当は何千光年も離れている星をひとまとめにして、夏の大三角形とかカシオペア座とかってなまえをつけているんだもん。その星は、もう光を放っていないのかもしれないのにね」をまとめて読むと味わい深い。

しかしとにかく電子ジャーナルのくだりが気になって仕方ない。「専攻の通信工学では、電子ジャーナルへの論文掲載料にも四苦八苦しているのに、逆に展示料をもらえるというのがもどかしい(修士課程に進学するまで知らなかったが、電子ジャーナルに論文を掲載しても、執筆者は、原稿料をもらえるどころか、自費でネイティブ・チェックをしたうえに、掲載料を支払わなければならない。そして、論文を定期的に掲載してインパクト・ファクターを稼がなければ、研究者として振り落とされていく)。」「加えて、南雲は電子ジャーナルのアカウントを彼女に貸しているので、女子大よりも、北大の方が国内外の論文をより多く検索、引用できる。」「電子ジャーナルのアカウントを貸してもらえたのは、かなりラッキーでした」 掲載料っていうのはAPCのことなんだろうか。だとすれば、APCが登場するフィクションって初めて読んだな。

買い物

ナチュリエ スキンコンディショナー 500ml

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はるオンパックス 貼るカイロ 60個入 箱

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安い、のに、朝貼ったのが夜にもまだ熱いくらいで。バイクのときに貼っておくと安心。


ストレッチセルビッジスリムフィットジーンズ(3990円、ネイビー、30インチ)。ワンウォッシュくらいの細すぎないデニムがほしかった。試着してみたら29インチ(73cm)でジャストだったけど、あえてワンサイズ上げておく。アンクル丈にカット。


無印の綿であったかVネック八分袖Tシャツ(黒XL、レディス)。Uniqloヒートテックよりは肌触りがいいか。サイズはLでも良かったかもなあ、ちょっと肩が開きすぎか。


ローソンのあんこクロワッサンとカスタードクロワッサンがどちらもうまいので、しばらく食べ続ける。


バイク指先凍る問題を解決するため、ヒートテックニットグローブMサイズ+ヒートテックライナーファンクショングローブLサイズ。ちょうどセールだったので500円くらい安く買えた。さすがに暖かいが、2枚重ねにしたぶん若干指が動かしづらいので慣れるまではクラッチ操作に注意しないと。


スネオヘアー、ライブアルバムとか初めてじゃないか!! 謎のタワレコ限定。DVD付き。即注文。


落雁」という名の香水。周南市徳山駅前図書館(の蔦屋書店)で購入。旧名が「和三盆」であることからもわかるように、自分好みの甘ったるい香り。