2018年のふりかえり

2018年は月次ログをせっせとしたためてきたのに重ねてまとめるのかっていうのはあるけれど、10大ニュース的に整理するくらいのことはしておこうと思い。

1. 正月に珍しく帰省→39度の高熱で寝込む→帰福後もヘルペスができて、とスタートからつまづいた。年末の図書館システムリプレイスの疲れがどっと出たんだろうということにしておく。ときどき体調を崩して潰れつつも病気らしい病気は他にはなかったっけ……ヘルペスは12月にもできた。

2. 年頭所感には「アウトプットよりもインプット、集中よりも拡散、決断よりも迷い、というのが2018年の大方針」とあるけど(まったく頭から抜けていた)、結果的にはたいがい逆方向に振っていった(あるいは振ることを強いられた)ような気が。執筆とか必要に迫られたときくらいしか集中的なインプットができなかったなあ。。夏のクソ暑さのせいもあったか。

3. 災害・事件の多い年だった。蔵書盗難事件、大阪地震、九州豪雨・台風(週に2度も帰宅指示が出るというレアさ)、関空沈没、北海道地震、爆発→焼死体事件、イノシシバイク事件。個人的に最もショックだったのは小室哲哉引退。。

4. 仕事面では、図書館システムリプレイス残務、CRIS-IR連携、OA方針説明会、IIIF対応、Crossref DOI登録、移転作業大詰め、デジタルアーカイブ二次利用オープン化、と、総仕上げのノリで悔いがないようにやるべきことを着実に潰していけた。2018年の成果を何かひとつ挙げろと言われたらやっぱりオープン化になるのかなあ。案外トントンと進んで、こういった話がすんなり受け入れられる時機になったんだということを嬉しく思ったりする。8月末には事務室が伊都図書館(現・理系図書館)に移転して、新環境での生活が始まった(びくびくしてたわりにすぐに慣れた)。10月1日には待望の新中央図書館オープン。同日付けで事務組織の再編があり、自分もちょびっと異動した。それからの3か月は、課長を含めて新しいメンバーをサポートしながら新体制の足固めに尽力した。一方で、オープンデータWGとかヘビーな仕事も始まっている。出張は、海外なし(1月の香港と5月のドイツが不本意ながらぽしゃったので)、国内8回(NII x 5、NDL関西館、神戸大学図書館総合展)。

5. 次期JAIRO Cloud開発共同タスクフォース、OA方針説明会、図書館総合展フォーラムの準備 etc.を通して、機関リポジトリによるグリーンオープンアクセスの役割及び意義というヘビーなテーマに真っ向から向き合わされる時間が長かった。ときには光が見えなくて、あるいは目にした光が幻にすぎないんじゃないかと自信が持てなくて、たいがい鬱々としていた。自分のなかでの一応の答えは固まりつつある。年末にPlan S関連文献を80本近く読んだのもためになったか。しかし、研究評価という聖域には踏み込まないというピュアさを保ったままでどこまで行けるというのか?(というところで、リポジトリ担当から異動したわけですが)

6. カウントしてみるとなんだかんだで月1本のペースでなんらかのアウトプットをしていた。『情報の科学と技術』の連載では3か月インターバルで毎度ネタ探しに苦しみ、図書館総合展フォーラムではなんとか前向きな話になるように自分を追い込みすぎてツラかったツラかった。それに比べればやったことの事例報告なんてのびのび書けて話せてまったく楽なもんさ……。

  • Strategy and Actions towards Open Science in Kyushu University Library. Kyushu University Library (ALIRG2018 Workshop Poster Session、2018/12/15-16)
  • Access Broker”と呼ばれても (情報の科学と技術 68(11) 566-568 2018年11月)
  • サイエンスのために大学図書館とオープン○△□ができること (第20回図書館総合展フォーラム「オープン・サイエンスのミライ」 2018年10月30日)
  • 九大コレクションにおけるJPCOARスキーマ導入事例 (2018年度JPCOARスキーマ説明会(西会場) 2018年9月6日 ※Web参加)
  • 九大コレクションにおけるJPCOARスキーマ導入事例 (2018年度JPCOARスキーマ説明会(東会場) 2018年8月6日)
  • 異版にまつわるエトセトラ (情報の科学と技術 68(8) 412-414 2018年8月)
  • 九州大学教員活動進捗・報告システム(Q-RADeRS)と九州大学学術情報リポジトリ(QIR)の連携 (九州大学附属図書館研究開発室年報 2017/2018 26-30 2018年7月)
  • 九州大学附属図書館Webサービスのリニューアル(2017年度) (九州大学附属図書館研究開発室年報 2017/2018 18-25 2018年7月)
  • 「次世代リポジトリ」のヴィジョン (情報の科学と技術 68(5) 258-259 2018年5月)
  • 次期JAIRO Cloud開発共同タスクフォース報告~次世代リポジトリの機能に関する提案~ (2018年4月)
  • 図書館員の本棚 : はじめての電子ジャーナル管理 (図書館雑誌 112(1) 56 2018年1月)
  • JPCOARスキーマの策定:日本の学術成果の円滑な国際的流通を目指して (情報管理 60(10) 719-729 2018年1月)

7. なんかうんざりしてきてFacebookを見なくなった(Messengerは使っている)。GDPRのせいではない。代わりにTwitterをときどき見るようになった。そして開くとたいてい @negadaikon 先生(そう、文字通り先生になったんだった)がいらっしゃった。いちばん使ってるのはInstagramかな。そんなわけで学外対人関係クローズ気味だったけど、10月の神戸大学出張でキラキラした若者を見て元気をもらったりした。

8. 数年ぶりに黒髪に戻した(4月)。歳食ったせいか髪がやわらかくなってくせ毛が扱いやすくなってきていてありがたいが、ちょっと長くなるとパッとしない感じになるのも事実。前髪は眉ちょい上くらいでカリメロっぽく切りそろえるのがいいかんじっぽい。

9. プライベートはとにかくバイクバイクバイクだった。自動車学校(4-5月に普通二輪免許、12月に大型二輪免許)に通った。卒検合格した足でHonda CB250Rを新車一括キャッシュでぼーんと成約しにいった。マンションが駐車禁止だということを知り、近所のガレージを契約した。バイク用品(ヘルメット、スマホホルダー、プロテクター付きスリーシーズンジャケット、グローブ、ネックウォーマーなど)にお金を使ったが、秋以降はバイク用ジャケットばかり着ていたため服を買う機会が自然と減っていったのでバランス(?)は取れてるか。とはいえかれこれ100万近く使ったよねえ。。でも14歳のころからの夢だったんだ!(遅

10. あ、でもgym masterのリバーシブルのボアジャケットは評判がよかった(べたべた撫でられた)。暖冬ぎみなこともありバイクにさえ乗らなければこのアウターで十分。しかし2018年はどいつもこいつもボアボアしてましたね。。
https://store.gymmaster.jp/item/22351386.html

11. 旅行は近場ばっかり。ポルトガルと天草(熊本)には行けず。留学中の友人に会いにロンドンまで行くこともせず。石垣島の名蔵アンパルで沈みゆく夕日を見ながらカヌーでマングローブ探検したのは楽しかったなあ。台湾には日月潭阿里山など未踏エリアを残してるけど、台中は再訪したいくらい気に入った。

  • 海外:台北(1月、3泊4日)、台中・北投(GW、3泊4日)、ソウル(6月、2泊3日)、台湾一周(12月、4泊5日)
  • 国内:周南(3月)、京都(6月)、石垣島竹富島(7月、夏休み)、長崎(8月)、平戸(8月、ツーリング)、尾道(10月)、周南・萩(12月)

12. ライブは7回と少なめ(まさかの周南2回)。hydeの福岡公演は落選したし、スネオヘアーはタイミングが合わなかったし。青葉市子@京都府立図書館が取れなかったのは相当に悔しい。バイクのせいもあって音楽視聴時間が減った。2018年のベスト盤はPlastic Girl in Closet『LESSON 1』とMariana in our Heads『Anemone / Yarn』だなあ。

13. バイク関連以外ではたいした出費をしていない、はず。AIR MAX 270(セピアストーン)、マツキヨのヘアオイル(アルジェランオーガニックゴールデンホホバ)、プッシュアップバー、は買ってよかったと言える。Nintendo Switch、4Kモニタ、望遠レンズ(パナ100-300mm F4-5.6 II or パナ45-200mm F4-5.6)、ノイズキャンセリングヘッドフォン(むしろIPX7防水の完全ワイヤレスイヤフォンが気になってきた)はあたりは狙いつつも手を出さなかった。パナライカ12-60mm F2.8-4.0(落下)とApple Smart Keyboard(自然)が壊れた。e.m.のパールピアス(ブラック中、ホワイト小)を紛失した。

14. 相変わらず本業関係の本はまったくと言っていいほど読んでない(自分のテーマが日本語で書籍化されることなんてないからだが)。『バルカンの花、コーカサスの虹』『珍夜特急』『レンタルバイクで台湾一周ツーリング』『十五の夏』といった紀行文を手に取ることが多かった。旅欲求不満なのが分かりやすい。知的欲求を刺激したのは『中央線がなかったら 見えてくる東京の古層』『ふしぎな国道』『道路の日本史 古代駅路から高速道路へ』あたりかな。マンガだと『MFゴースト』が始まったり『あ〜る』の10巻が出たり『海街diary』が完結したり『ボールルームへようこそ』が進まなかったり……。

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