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転籍

# 節目のご挨拶。

3年間のレンタル移籍が終わり、今年度からそのまま籍を移すことになりました。

係は異動せずということで、いまの部署でまだまだやりたいことがたくさんある自分にとっていちばんありがたいかたちになりました(ご配慮・ご尽力いただいた方々、ありがとうございます)。この先いつまでここにい(られ)るのかは分かりませんが、今年末の図書館システムリプレイスを完遂できるってことが何より嬉しいわけです。2月には顔がひきつるような某社事案をミラクルなタイトロープで切り抜けるはめになりましたが、やっとここまでこれた……。

同時に昇任もしました。といっても昨年度は実質的に係長が「不在」だったので係長業務の大半は経験済みで、守備範囲は今年度もあまり変わりがないといえばない、です。意識や振る舞いの切り替えという意味でもこの一年かけてずっと付き合ってきたので、このタイミングでどうこうというのはないみたいです、正直。

ので、今年度の抱負といっても、引き続き、図書館システムリプレイス、オープン化&デジタル化、識別子、ライセンス、の全方面で突っ走っていくだけ、という感じです。ひとつ、新たな課題として加わるのは、ご栄転された上司にも言い残された「後身の育成」でしょうか。「育成」ということばは偉そうであんまり好きじゃないし、そもそも能力的にはできるひとがたくさんいるんですが、強い興味と情熱を持っていっしょに(あるいは勝手に)やってくれるひとを増やしていかなければ、と。そのためにもまずは自分が思いっきり仕事を楽しんでいきたい。

図書館員として10年働き、次の10年が始まるというタイミング、ここでいったんリセットしたい、リセットせねば、という思いはあります。10年後に自分はどうなっていたい? 10年後に自分はどこにいたい? そもそもなんでこんな仕事してんだっけ? 研究者にかっこいい研究をしてもらうためだったよね? そこにきちんと貢献できてる? ぜんぜんできてないよね? まだかたちにすべきこと、終わらせるべきこと、たくさんあるよね? そんなことを改めて問いかけながらの、1年目に。

まあ、どこにいたい?と言ったところで、10年前にいまの状況はまったく想像してなかったので(そもそも当時は福岡に来たことすらなかった)、次の10年後にもまた、よくわからんことになってそうですが。

残念ながら自分は古巣とはミスマッチだったという結果になるのかなあと、心の整理をしています。ずっと希望していたとおり自分をあのポジションに据えてくれてたら、というような悔しさが完全に消えてくれることはこの先もないんでしょうが、思い出して苦しくなるようなことはなくなってくれてる。

30代の仕事の面白さという話がありますが、たしかにこのごろになってようやく自分の動かし方ってものが分かってきて、20代のころとは違った意味で仕事を楽しめるようになってきている気がします。一方で、順調がゆえにどこかたるんでしまっているきらいもあって、ガツガツが足りてない。自分のような人間は現状に満足してしまったら終わる、もっと自分に対してイライラしよう、と危機感を持っています。

転籍についてはいろいろな方から「縁もゆかりもない土地に」「思い切ったね」「今回の人事でいちばん驚いた」などといろいろなことを言われましたがw、退職された大先輩に「自分は辞めるけど、ここに残ることを選んでくれたのがとても嬉しい」ということばをいただいたときは思わずぐっときました。この評価が、この3年で自分が手に入れた「勲章」かな。忘れないでいたい。