各参加館におけるNDL図書館送信サービスの利用者向け案内のまとめ

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ご存じのとおり,2014年1月21日から国立国会図書館による図書館向けデジタル化資料送信サービス(いわゆる「図書館送信」)が開始されます.以前「NDL図書館送信が始まったら利用者をどうナビゲートするか」というエントリを書きましたが,やっと始まるわけです.事前除外手続を経て,総計228万点のデジタル化資料のうち131万点(約55%)が送信対象となっていますね.

1月10日付けのニュースおよびプレスリリースなどによれば,同日時点で93館から利用申請を受けており,そのうち17館が承認されているということです.わたしの興味は各参加館がどういった運用をするのか,です.そこで,「参加館一覧」ページにリストアップされている図書館が出している利用者向け案内をチェックしてみたいと思います(リストになくても案内を見かけたら載せておきます).

図書館名 案内 備考
札幌市中央図書館 HTML 利用時間=開館時間,複写=10円/枚,1度の申請で60分まで,複写物の引き渡しが後日になる可能性について
会津若松市会津図書館 HTML(1/16付け新着情報) 館外貸出利用登録者のみ.貸出カウンター.複写=B5~A3(白黒のみ)20円/枚」
佐野市立図書館
千葉県立図書館 HTML 「貸出資料券」,複写=10円/枚(白黒)・70円/枚(カラー),「データでのダウンロードや、パソコンの画面コピー、カメラ撮影はできません」
千葉県立東部図書館
野田市立興風図書館 HTML 利用条件=図書館カード,受付=閉館30分前まで
東京音楽大学付属図書館 HTML 利用条件=学生・教員・卒業生・旧教職員・交流学生,端末=3階データベース用端末(1台)」
東京都立多摩図書館 HTML 利用時間=30分,館内掲示ポスターあり
東京都立中央図書館
藤沢市総合市民図書館
韮崎市立図書館 HTML
飯田市立中央図書館
県立長野図書館 PDF 複写=10円/枚(白黒A3)・20円/枚(カラーA3)
塩尻市立図書館 HTML(お知らせ欄) 利用条件=同館利用登録.端末=3台.利用時間=1時間,「国立国会図書館送信資料閲覧席申込票」,「国立国会図書館送信資料複写申込書」
南山大学名古屋図書館 PDF 利用条件=専任教職員・大学院生・学部生,端末=レファレンスカウンター,申込用紙
南山大学瀬戸図書館
大阪府立中央図書館 HTML 端末=国際児童文学館(1台)・こども資料室(1台)・社会自然系資料室(6台)・人文系資料室(3台)・1階障がい者支援室でも!,利用時間=1時間,複写=20円/枚(白黒)
兵庫県立図書館
岡山県立図書館 HTML 端末=2台
鳥取県立図書館
高知県立図書館
福岡市総合図書館 HTML
大分県立図書館 HTML 端末=1台,複写=10円/枚(白黒A4),「複写物のお渡しが後日になることがあります」
鹿児島県立図書館 HTML 受付=「カウンターで手続きを尋ねる」
豊見城市立中央図書館

またぼちぼち更新します(最終更新:2014/1/25).