ラトビア国立図書館に行ってきた
# 単なる写真ブログです。
9月にバルト三国を旅してきました(福岡→ヘルシンキ→ヴィリニュス→リガ→タリン→ヘルシンキ→福岡)。
散歩と雑貨屋めぐりとバス越境が目的だったので図書館にはほとんど行かなかったけれど、リガにあるラトビア国立図書館(National Library of Latvia / Latvijas Nacionālā bibliotēka)はなかなかかっこよかった。リトアニア国立図書館は場所を把握していなかったので近くを通りすぎただけで終わり(なぜかちょうどCA-Rに)、エストニア国立図書館は初日深夜に写真だけ撮ってきただけにとどまった、という。
遠景
青くライトアップされた橋の向こう側に見える三角形っぽいのがそれ。夜景は科学アカデミーの展望台から撮影したもの(あまりに深夜だったので他に客がおらず、受付のおっちゃんたちを手間取らせた)。
こちらはダウガヴァ川べりを散歩していたときの一枚。対岸の旧市街側からきれいに見えるように意識してるんだ、ということが分かる。この時点ではあれが図書館だということは分かってなかった。
角度によっては王冠っぽい感じにも見える。
1F展示
ふらっと入れそうだったのでまずは特設展示を。書物でたどるラトビアの歴史、みたいな。文字だけじゃなく、音や香りも使って、楽しい感じ。
なにより赤と黒と白がかっこいいよ。
いろいろ話していたら、係員の女性に「試してみw」とカーテンの奥に連れこまれた。巨大な書籍はページごとにいろいろな物語が紹介してあって、ページをめくるとそれにあわせて目の前の映像がさーっと変わる。
国立図書館が観光地として位置付けられていること、その国のことをよう知らん異邦人に対して短時間でレクしてくれる場を用意していること、大切だなあと改めて思った。
入館
クロークに上着、コインロッカーに鞄を預けて。カウンターで「旅行者やけど入れる?」って聞いたら、ゲスト用の入館カードを貸してもらえた。paperwork皆無。館内撮影はOKと言われた。
手荷物はプラスティック製の鞄に入れる。
館内
エレベーターで最上階に上がったらそこは子ども用のreading roomだった。しかしいたのはカップル一組のみ。カウンターに置いてあったこの時計がなかなかかわいくて……各フロアのカウンターで見かけた。
お手製っぽい感じのポスターだけど、すてき。
各フロア、基本的にreading roomはサイレントエリアとしてゾーニングされている。
1Fからも目を引いたこの書架。古めの資料が置いてあるんだろう。ここの資料が利用できるかどうかは質問してない。
あるreading roomからの眺め。ずるい。そもそも、あの窓から見える景色はどんなんだろうというのが知りたいがためにわざわざここまで足を延ばすことにしたんだった。夜はもっとすてきなんだろうなあ。
各フロア、reading roomの外にも座席が用意されていた。ソファのファブリックは階によって色とりどり。
展示
オープンスペースのあちこちで展示をやっていた。ゾーニングが基本だから、映像や音声を流したり、けっこう自由な感じで。
経緯はよく分からないんだけどアメリカ関係資料の部屋もあって、ちょうど15周年ということで9.11テロの写真展をしていた。クッションでリラックスしまくってるこの感じが好き。これが許される空気が、日本でも欲しい。
手書き! なんともガーリーな。ずるい。これがナショナルライブラリーの展示なのか。。