『専門図書館』の図書館システム特集に解説記事を書きました
『専門図書館』という雑誌では、数年ごとに図書館システム特集が組まれています。
このたび、2014年の特集の総論として「最近の図書館システムの基礎知識―リンクリゾルバ、ディスカバリーサービス、文献管理ツール」という解説記事を書きました。
年明けに(@tzhaya さん経由で)「次世代OPAC等の知識がほとんどない専門図書館員を対象に、ディスカバリーサービス、リンクリゾルバ、文献管理ツールについて解説してほしい」という依頼をいただいて、E1522を書き上げてから取りかかり、2月7日〆で(汗)、そのあと編集担当さんからコメントを一度頂いて、二校ゲラまで確認して、終わり。3月25日発行でした。原稿料もいただけるそうです(とっくにブーツ代に消えました)。
計7ページで、注は21個。目次はこんな感じです。
1. はじめに
2.電子リソース管理・提供システム
2.1 電子リソースリスト(A-Zリスト)
2.2 リンクリゾルバ
2.3 電子リソース管理システム
3. 検索システム
3.1 従来型OPAC
3.2 横断検索/統合検索
3.3 次世代OPAC/ディスカバリーサービス
3.4 ウェブスケールディスカバリーサービス
4. 文献管理ツール
5. 次世代型図書館システム
6. おわりに
そもそもご依頼いただいたきっかけが岐阜県図書館・岐阜大学図書館研修会のスライドだったので、3節の内容はこれがベースになってます。4節はCA1775で、5節はCA-Eに書いたあれこれ。そういった意味では2節がいちばん苦労しましたね……(私なんかがERMSについて書いていいんだろうかと思いつつ、でもリンクリゾルバだけ触れるのは不自然だよなと)。
というわけで、ブログを書く→講師依頼が来る→(CA-Rに載る)→原稿依頼が来る、というわりといい流れが生まれたなあと思っています。お声がけいただいて本当にありがとうございました。>皆さま
『専門図書館』は著作権は著者が保持したままで、次号が出たらセルフアーカイブOKというポリシーらしいです(お願いしたら出版社版PDFがもらえるのかな)。そのうちどこかの(どこだ)リポジトリに載せるかも。