「E1725 - 欧州におけるオープンアクセス方針の実施に向けた準備状況」を書きました

http://current.ndl.go.jp/e1725

「カレントアウェアネス-E」にPASTEUR4OAプロジェクトの短い報告書の紹介を書きました。

いつものように情報をぎゅうぎゅうに詰め込んでますが、書きたかった(書いていてテンション上がった)のは以下の2点です。著者がeuroCRISの方だということもあり、報告書にはCRISに関する情報が多く含まれていて勉強になりました。

なお,プロジェクト名にある“alignment”という名称には,OA方針の内容が国や機関によってばらばらだと研究者が順守しづらいという問題意識が込められているようだ。

最新研究情報システム(Current Research Information System:CRIS):中東欧などリポジトリが未発達な国では,研究者やその業績等のデータベースであるCRISが代替のインフラになっていることもある。OA方針実施のためには国全体の研究成果の情報を網羅したCRISが特に重要であり,CRISとリポジトリの連携はそのための最も期待できる機能である(連携例にノルウェーのCRIStinとNORAがある)。OpenAIREはCRIS用のガイドラインも提供しているが,国レベルで準拠したものはまだない。

最終段落に書いたとおり、このへんのはなしがいまの自分のテーマです。