201806

仕事

全体的に地味めな一月。扇風機全開にしていてもパフォーマンスはみるみる落ちる。最終週ともなると午後には朦朧として仕事にならない。

  • 某大きめ案件がいろいろなひとのおかげで順調に通っていく。あとは裏方として実務的なところを埋めていくのみ。
  • 移転絡みの作業の準備を早めにしておく。事務室引越の日取りも決まったし。
  • 移転後に必要なのでと、着任後4年数か月してようやくIC職員証を作成した(証明写真を撮るのが嫌だった)。
  • 原稿執筆 x 3本。気が重いインフォスタ連載第2回もなんとか締切を守れた。ソウルの地下鉄のなかからスマホGoogle Drive開いて書いてたから……。

外の仕事もあまりせず。JPCOARメタデータ普及タスクフォースのミーティングにWeb参加したのと、カレントアウェアネス編集企画会議@NDL関西館に出張したくらい。そうそう、Japan Open Science SummitもNIIオープンフォーラムも参加しなかった(何件か登壇のオファーはいただいていたが、部下に行ってほしかったというのもあり)。ここ数年、夏には何かしら海外出張の機会があったけれど今年はそれもなし(2015ブリズベン→2016英国・アイルランド→2017ブリズベン)。すべてが移転に吸収されていく。そりゃあ地味だ。2年前から楽しみにしてたCRIS2018@スウェーデンを諦めたのは、自腹で行くにはフライトが高すぎたというだけの理由ですが。

会議資料の作り方でよく悩んでいたような気がする。結論としては、最終的に話すひとが作るのがベスト、それができないのなら途中で発生する多少の摩擦は気に病まないでおこう、と言い聞かせている。

生活

通勤中にヒールが取れてしまったレザーブーツを、同僚に教えてもらったSTOMPに持ち込んで修理してもらった。おにーさんがヒゲでさわかやでイケメンやった。→バイク用に使うので必要経費。

仕事を1日休んで、花畑の運転免許試験場へ。天神からバスで30分。京都府の試験場よりかは僻地感は薄かった。証明写真を持参したのに結局現地撮影だったのが失敗。待ち時間のほうが長かったが、ラップトップを持参して合間に仕事していたのでそれはそれで良い。ついでにオリンパスのサービスステーションにも立ち寄り、台湾で剥がれ落ちたPEN-Fのサムレスト?を修理できた(幸運にもパーツの在庫があったため1,080円で即現地対応してもらえた)。

仕事をもう1日休んで、ソウルへ(後述)。

6/18朝、大阪北部で震度6弱地震。家のなかに紙の本はもうほとんどないけど食器落下対策はしておかないとコレクション崩壊に泣くことになるな、と。扉付きの食器棚を買うかなあ。

いきなりステーキの肉マイレージカードがゴールドにランクアップ。8円/gセールで食べたけど、ヒレ、たしかに美味い。。

CB250R納車の予定は雨で流れて、6/21に。卒検→バイク成約からの3週間は、免許取得、道具購入(ヘルメット、シールド、グローブ)、駐車場契約(土壇場でマンションはバイク禁止であることが分かり……ずっと停めてる人がいたのに……)、任意保険契約(チューリッヒ)、とtodoをひとつひとつ潰してるうちにやってきてしまった。まあ、毎日待ち遠しくてしかたなかったけど。緊張の初公道。ディーラーから10km走るだけで何回エンストしたことか(まずディーラーの駐車場で1回、西新の交差点で連続5回)。なんとか立ちコケせずに帰ってこれた。
https://www.instagram.com/p/BkrgDwUHhLY/

翌日は京都出張。会議後は、元上司とガツガツした若者や昨今のコンプライアンス過剰について話し込み、5分間くらい(隣の魚民まで)ドライブする。土日はそのまま市内に滞在。青衣、カステラ・ド・パウロ、うめぞの茶房、微風台南、などなど、天気は悪かったけどお目当てをぐるっと廻れて重畳。OKAZAKI LOOPSの青葉市子@京都府立図書館はチケットが取れず……悔しい。ナタリーにレポが載らないとかなにしてるんですかなかのひと!

帰ってきたら福岡でhagexさん刺殺事件、びびる。

雨間を縫って放課後にあちこちバイク練。ちょっと走ると海が見えるこの街はいい。まだ走行距離は100kmに届かないが、だいぶ慣れてきた。ヒールアンドトゥのバイク版を練習中。

旅行

金土日でソウルへ。韓国は2015年末の釜山以来、2度目。

ガイドブックは立ち読みしてもピンと来るものが少なく、BRUTUSのソウル特集を購入しただけ。あとはMaruzen eBook Libraryで地球の歩き方を軽く読んだりもした。

t'wayのセールで往復1.1万円+弘大のドミトリーで4,000円/2泊と安上がりな旅。現金は空港ATMで50000ウォンだけ引き出して、あとはクレジットカードで通した(どこでもPIN or サインを求められなくて怖かった)。

https://www.instagram.com/p/BjwTE5KDMII/

SIMカード仁川国際空港のSK telecomで27500ウォン/5日間のを現地調達(事前にリサーチしていたKT mobileは高かったのでパス)。韓国はGoogleマップが機能しないらしくコネスト地図というのがおすすめらしい、が、GISの精度がいまいちでよくずれたのでmaps.meを併用した、のがめんどかった。Korea Subwayという地下鉄路線図アプリはたしかにめっちゃ便利だった。

初日は午後着で、宿にチェックインしてから、周辺の弘大・新村・梨大をぐるっと歩いて回る。セマウル食堂という焼肉チェーンでお腹がいっぱいになってしまい、美味しそうな屋台が立ち並んでいても手が出なかったのが残念。Yonsei University Libraryは見学のみNGということで入館できず。一日の終わりにはおしゃカフェで夜風に吹かれつつ原稿を書いたりしていた。。

https://www.instagram.com/p/Bjwm7THjs4V/

2日目は市内中心部を北から南へ。景福宮、北村韓屋村(BRUTUSの表紙にもなっている)、 仁寺洞(トルボネホットクが見当たらない……)、南大門(野菜ホットク、テヨン商会)、明洞(明洞餃子はいまいち……)、東大門(東大門デザインプラザ)、梨泰院(D&DEPARTMENTでお土産ほくほく、Music LibraryとVINYL & PLASTICにしびれる)。夜、いよいよ降ってきたのでNソウルタワーはまあいっかと諦める。餃子のせいで夕飯はパス。

https://www.instagram.com/p/BjyTsbKDHFD/
https://www.instagram.com/p/BjzQPzRD7rs/
https://www.instagram.com/p/BjzT5h_DAmY/

3日目、雨は止み、肌寒い朝。弘大の百年土種参鶏湯で朝っぱらからサムゲタンエゴマ)で腹ごしらえをする。地下鉄に45分くらい揺られて三成へ、COEXモールのピョルマダン図書館を見に行く。これで予定を消化しきってしまい、ちょっと時間を持て余す。カロスキルに一応寄ってから、南大門を再訪してホットクを並び買い求める。旧ソウル駅を眺めてから、空港へ。セルフチェックイン、セキュリティチェック、イミグレで合計15分程度だったんじゃないかというくらいスムーズ。

https://www.instagram.com/p/Bj0uk_jjf0Q/

どこもかしこも韓流アイドルのポスターが貼ってあったし、女の子はたいてい似たようなメイクをしていた。オーバーサイズのシャツやニット(+ホットパンツ)という格好もよく見かけて、分かってはいてもどきっとするもんだ。

地下鉄ではT-money(ICカード)を買わず、ずっと1回用交通カードで通した。これもICカードで、降車後に専用の機械に返却することでデポジットの500ウォンが返金されるというもの。購入時に自動券売機で日本語インタフェースを選択してるせいだろう、改札を出るときに「保証金をお受け取りください」と日本語でアナウンスされるのにちょっと感心した。

街中はだいたい日中韓英の4か国語表記で、英語が通じるひとも釜山よりは多かったという印象。Yonsei Universityの図書館の守衛が英語を介さず、通りがかった学生さんに通訳してもらったのも既視感ある(あれはマカオだったか)。あ、お店の看板がハングルだけでまごついたことは何度かあった。でもハングルのフォントがかわいく思えてきたのでちょっと勉強してみようかなという気に。

グルメでいちばんの目当てはホットクだった。いくつか食べてみた結論としては、釜山BIFF広場のシアッホットク(ナッツ入り)がいちばん美味い、というか別物だ、ということにしたい。春雨入りの野菜ホットクは確かに好みだったけど。しかしふだん食事量を抑えていると焼肉とかサムゲタンとか重ためのものを食べただけでおなかいっぱいになってしまう。

https://www.instagram.com/p/Bj1NxfYjNLW/

そんななか昭福(ソボク)のアイスクリームはやさしい味で安らげた。 花が添えてあるのもかわいい。DDPでチョコ、空港できなこを食べた。弘大が本店らしいけど、そちらさんとはすれ違い。

https://www.instagram.com/p/Bj1kHUNDWKc/

次回機会があったらタワー系とサムソン美術館を。大学が集まる新村、おしゃエリア梨泰院はまた足を運びたい。ちょっと値が張るけど射撃体験も気になる。まあでも次は釜山でシアッホットクを食べたいな。あれはほんと美味い。

買い物

ダムトラックス(DAMMTRAX) JET-D COMMA G.METAL MENS FREE(57cm?60cm)

ダムトラックス(DAMMTRAX) JET-D COMMA G.METAL MENS FREE(57cm?60cm)

グローブは特にこだわりなく、手頃であんまりゴツゴツしてないメッシュ製を。Mサイズを選んだらギリギリで、ジャストとも言えるがワンサイズ上でも良かったかも。

ヘルメット選びにはめっちゃ苦労した。職場のバイク乗りの後輩にアドバイスをいただきつつ、ナップスとライコランドでいろいろかぶりまくった。ガチな感じではないのでフルフェイスよりはジェットタイプのほうが良い。インナーバイザー付きは便利だけど一回り帽体(というらしい)が大きくなって不格好になる。安全性うんぬんは分かるけどどいつもこいつもでかすぎる!

他の候補は

  • ALPHA INDUSTRIESのVIPER →第一候補だったのに実物は横に大きすぎて(涙
  • YAMAHAのYJ-20 ZENITH →悪くはないけどYAMAHAのバイクに乗るわけじゃないし。。
  • ARAIのCLASSIC MOD →上質。でもちと高い。
  • OGKのASAGI →インナーバイザー付きはry

という感じ。

シールドは「眩しくないよ!」という後輩のアドバイスを参考にしてミラータイプでクリアなものを選択。

https://www.instagram.com/p/BkxKfKGHw1V/
警固のUNTIDYで買った画鋲みたいなフック(300円/個)。ネックレスをかけたり、ドライフラワーをぶらさげたりするのに使えそう、と。

http://zozo.jp/shop/emmaclothes/goods/29452250/
EMMA CLOTHESの半袖バンドカラーシャツ(グレー、M)。2000円ポイントオフで買った。その後、何度も何度もポイントオフしていてなんだこのブランドはといぶかしんでいる。

読書

イーロン・マスク 未来を創る男

イーロン・マスク 未来を創る男

米国西海岸起業家ものを連続読破するとひどく胃もたれすることがわかった。とにかくよく働く、信念を持って。かくありたいと思うけれども。

サイレント・スクリーム (ハヤカワ・ミステリ文庫)

サイレント・スクリーム (ハヤカワ・ミステリ文庫)

英国警察ミステリ。定期的にやってくる翻訳ミステリ読みたい病に負け、主人公のキム・ストーン警部がKawasaki Ninja 1400乗りだという設定が気に入って購入した。「トライアンフは、キムにとってセラピーのようなものだった。カワサキ・ニンジャは感情のはけ口であり、挑戦だった。ニンジャに乗ることには深い満足があったが、トライアンフサンダーバードは"美"そのものだった。」 バディである年上の部下ブライアントとの関係性も良かった。満足。本書は電子書籍オリジナルらしい。既にシリーズ第7作まで出ているらしいので、随時翻訳待ち。

コールド・コールド・グラウンド (ハヤカワ・ミステリ文庫)

コールド・コールド・グラウンド (ハヤカワ・ミステリ文庫)

英国警察ミステリを続けてもう一本。正確には北アイルランドの、ベルファスト近郊のキャリックファーガスという小さな街(作者のふるさとでもある)が舞台になっている。時は1981年、北アイルランド紛争のさなか。デンジャラス。警察官には珍しい高学歴の主人公の一人称ですさみきらない程度に荒っぽい文体というのが心地よく、ちょっとだけデビュー当時の舞城王太郎を思い出した。訳がこなれていて、引っかかることなく安心して読めた。なかでも「つねに終わろうとしている曲線」というフレーズが美しかった(原文ではなんと言うのだろう?)。「あい」(肯定の意)というのは原文ではどう書いてあるんだろう……田舎っぽさにちょっと違和感があった(実際に田舎なんだろうけども)。「首をくくる人間の多くが同じまちがいをする。輪縄は窒息死するためのものではなく、首を折るためのものなのだ。」はそうなんだろうか。シリーズ第2作『I Hear the Sirens in the Street』が今年秋刊行予定ということで、実に楽しみ。

待ちに待ったポイント50%還元セールで購入。佐藤優が高校1年生(15歳)の夏休みに訪れた東欧・ソ連の旅行記。これはほんとに15歳なのか……という早熟っぷり。ときどき夏休み明けの試験のことを心配して問題集を解いたりして、あ、こいつ高校生やった、と思い出される。Amazonのレビューで誰かが書いてたけど、食事のシーンでときおり登場する「おいしい。」という表現に幼さと素直さが垣間見えて、ほっとする。ほんとにおいしそうに、こぼす。文体はかなりドライで、散文的。翻訳直訳調の会話も違和感がある。すらすら読めていいんだけど。佐藤優は10年以上前に『国家の罠』『自壊する帝国』を立て続けに読み、その才能に呑み込まれそうになってしばらく距離を置いていた。今ならもうちょっと素直に読めそうな気もするし、再読してみたい。本作より前の時代を描いた『先生と私』も面白そう。

講談社ポイント還元セールで購入。某団体のミッションは「人類の知的交流とその蓄積のバックアップです」ということで、どこぞの業界みたいだなと思った。ラスト近くの地下鉄に乗るくだりの長めモノローグが出色だと思う。次の『ωの悲劇』でGシリーズも閉幕か。

映画

ロダン カミーユと永遠のアトリエ [DVD]

ロダン カミーユと永遠のアトリエ [DVD]

ロダン、精力的だ(文字通り)。

静かなふたり DVD

静かなふたり DVD

パリ5区、カルチェラタン。古本屋の店主と店員のシュールなラブコメディ。「この界隈のカフェで本を読んでるやつなんているか?」というようなセリフがあった。それはともかくカモメ落下しすぎ。

ポルト DVD

ポルト DVD

こうすれば悲恋もハッピーエンドに描ける、か。とにかくポルトの街が美しかった。ざらっと粒状感のある映像もしっくりきてる。Ceuta(カフェ)もCunha(レストラン)もレトロですてきだった。いつか必ず行く。主人公役のアントン・イェルチンは髪が薄いけどリアルに20代で、そして映画の公開時には事故死していたらしい。

サーミの血 [DVD]

サーミの血 [DVD]

フィンランド少数民族サーミ人の少女、の半生。映画館で観ていたらちょっと重すぎたかもしれない。