RIOXX 2.0正式版がリリース

http://www.rioxx.net/2015/01/22/rioxx-2-0-final-release/すっかり見逃していたけど、2015年1月22日にRIOXX 2.0の正式版がリリースされていた。2014年6月末にベータ版が公開されていたもの。アプリケーションプロファイル、ガイドライン、XMLスキーマが公…

参加メモ:JaLC対話・共創の場(第2回)「研究データに対するDOI」

さらっと好き勝手にイベントメモ。後日、JaLCのサイトで配布資料・動画ともに公開されると思うし、第1回と同様に『情報管理』誌にレポートがそのうち載るかもしれない。 JaLC 対話・共創の場 第2回「研究データに対するDOI」 2015/2/27(金)15:00-18:00、JS…

カレントアウェアネス-E No.276感想

今回も4本、うち外部原稿が3本。大変そうですね。。 ■E1652■ 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2015年2月12日現在)11月下旬以降の3か月弱のまとめ。まもなく4周年、か。震災アーカイブの活用事例として、宮城県東松島市図書館の「まちなか震災アーカ…

カレントアウェアネス-E No.274感想

# 遡及入力。新年一発目。外部原稿4本、内部原稿1本。 ■E1643■ JALプロジェクト2014:公開ワークショップ<報告>東近美の水谷さん。JAL = Japanese-art librarian。JALプロジェクトは2014年度に開始されたということでいいのかな。2013年度まで行われていた…

カレントアウェアネス-E No.275感想

#前号書いてないけどとりあえずこちらを先に。4本、うち外部1本。オーファンワークス、デジタルプリザベーション、リサーチデータと地味に重たい号。 ■E1648■ 英国における孤児著作物に関する新ライセンス・スキーム局・齋藤さん。2014年10月末導入の新スキ…

年のはじめに思うこと(2015年)

(エントリが前後しましたが)あけましておめでとうございます。 年末年始は帰省もせずひたすら原稿執筆にいそしんでいました。12月は仕事で精神的余裕がなく、冬休みに入るまでまったく手を付けていなかった(元ネタすら読んでなかった)のでどうなることか…

メモ:「名古屋大学における学術情報基盤の見直しについて」

CiNii 論文 - 名古屋大学における学術情報基盤の見直しについて (特集 大学図書館2014)『図書館雑誌』2014年12月号に、名古屋大学附属図書館がElsevierの電子ジャーナルパッケージ契約(いわゆるビッグディール)を中止した件についての報告が掲載されていた…

今年買ってよかったもの(2014年)

一度書いてみたかったエントリ(このブログは図書館関係のことしか書かないようにしていますが年末だけフリーダムです)。今年は引越があったのでものを捨ててばかりいたのだけど、その一方で環境が変わって暮らしを見つめなおす機会も多かった。なんという…

カレントアウェアネス-E No.273感想

2014年最終号(ほんとーに、おつかれさまでした!)。5本すべて外部原稿。バラエティに富んだ、面白いラインナップでした。 ■E1638■ 点字利用と読書に関するアンケート調査の結果について日本点字図書館の杉山さん。点字図書館というと「E1509 - 「点字図書…

2014年のふりかえり

# 単なる日記です。 今年は京都から福岡へ移住したのが最大のイベント。それを除けば、総じてたいへん心穏やかな一年だった。いつになく多くのチャンスをいただいてそれなりに忙しかったはずだけど、のんびりしすぎたというくらい。それは無駄に焦ることがな…

2014年の外部委員的な仕事

今年(度)は外部委員的な仕事として、 学術認証運営委員会 カレントアウェアネス編集企画員 Library Lovers'キャンペーン2014地区WG(チーフ) 機関リポジトリ推進委員会技術WG を仰せつかり(委嘱順)。 ①学認 なにがなにやらよく分からなくてなにもしており…

CA1836に寄せて

http://current.ndl.go.jp/ca1836自分の知りたいこと、聞きたいこと、読みたいものを、自分の好きなひとや尊敬している方を指名してかたちにすることができる。というのが、刊行物やイベントの企画という(ときに逃げたくなる)仕事にたずさわることの役得だ…

ZENODO:CERNの作ったなんでもリポジトリ

https://zenodo.org/メモ。以前から存在は知っていたものの、ZENODO = OpenAIRE = FP7→Horizon2020、という構図しか見てなかったなあと気付いたので。いや、この理解はまっとうなものだと思うけど、もしかしたらねらいはそれだけじゃないんじゃ、という気が…

DOIはデジタルオブジェクトじゃなくても付与できる

今年いちばん衝撃を受けたのはこれだったりする。 DOI(Digital Object Identifier、デジタルオブジェクト識別子)という単語を知ったのは採用試験の勉強をしていた2005年ごろだったと思います。「デジタルオブジェクトに対して付与する識別子」だと紹介され…

カレントアウェアネス-E No.272感想

今回は4本。うち外部原稿が2本。 ■E1634■ オンライン資料の納本制度の現在(1)フランス期待の新シリーズ。日本スタートでもいいのではと思ったけどE1464があるからということなのかな。第一弾はフランス。音楽映像資料課の大沼さん。E1498も書かれていたの…

2014年のオープンアクセス関係のできごと(日本)

2014年に国内で起こったオープンアクセス関係のできごと(主にイベント)をまとめてみます。網羅はできないでしょうが、主だったところということで……。APC、マンデート、研究データ、の話が多かったですね。 1月 SCOAP3スタート http://www.nii.ac.jp/sparc…

カレントアウェアネス-E No.271感想

ちょっと遅くなりました。今回は5+1本で、うち外部原稿が5本。 ■E1629■ 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2014/11/20現在)8月中旬〜11月下旬の3か月半ぶんの震災まとめ。9月にNDLによる吉田家文書の修復が終了した。2012年10月に始まり、同館初となる…

カレントアウェアネス-E No.270感想

ここ3か月ほど隔週ペースで飛行機に乗っていたけれど、そんな出張シーズンも終わり。同じく8月の頭ごろから運営に関わっていた某キャンペーンも、ぶじに終わり。やっと一息つけて、2014年もエンドが見えてきた感じ。残る大物は大学院の授業の準備かな。。 今…

オープンアクセス・サミット2014で発表してきました #oasummit2014

http://www.nii.ac.jp/content/event/2014/OA_summit.html10月21日・22日にNIIで行われた「オープンアクセス・サミット2014」というイベントで、ちらっとプレゼンをしてきました。 発表内容 JAIRO Cloud & researchmap:機関リポジトリと研究者DBの連携をク…

第16回 #図書館総合展 の個人的なふりかえり

ORCID Outreach Meetingのあとは、横浜に移動して図書館総合展に2日間だけ(いまや会期は7日間にもなっている)参加。去年に続き。 純粋なお客さんとして参加するのは久々だったけど、楽しかったなあ。相変わらず。図書館総合展という場所はやっぱり「情報」…

ORCID Outreach Meeting in Tokyo (2014/11/4, NII) #orcid13

http://orcid.org/content/tokyo2014NIIで行われたイベントのメモ。 研究者に対してグローバルなIDを与えるORCID。ORCIDに関するイベントが北米や欧州以外で行われるのは初めてということだった。10時から17時半まで、みっちりと計11本のプレゼン(基調講演…

カレントアウェアネス-E No.269感想

感想と感想の合間に何も書かなかった10月(下書きはいろいろある)。今回は、5本中、外部原稿が1本。 ■E1619■ 公共図書館でお金の借り方教えます:金融リテラシー教育支援巻頭は篠田さん。米国における経済不況を背景にした、米国消費者金融保護局(CFPB)と…

カレントアウェアネス-E No.268感想

10月、新体制になって初めての号。6本中、外部原稿が3本(依田さん・篠田さん・安原さんの3人がそろってるのは久々に見る……そして最後か……?)。 ■E1613■ Open Annotation,Web標準へ W3C Annotation WG始動安藤さん( id:kzakza )。アノテーションというネ…

メモ:NDLデジコレで公開された博士論文

http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2014/1207277_1829.html10月1日にNDLから「電子形態で収集した博士論文を公開しました」というニュースが流れました。 国立国会図書館は、平成25年4月以降に学位授与された国内の博士論文を、電子形態で収集しています。これ…

カレントアウェアネス-E No.267感想

夏休み最終日。id:haseharu の新居に遊びに行って、あとはひたすら模様替えやら断捨離やらをしていたら終わってしまった。 今回は5本すべてが外部原稿(うち1本はインタビューだけど)。苦労がしのばれます。おつかれさまでした。 ■E1608■ 図書館のインパク…

カレントアウェアネス-E No.266感想

今回は6本中、外部原稿が5本。わたしも1本書きました。 ■E1602■ 黒板による広報の可能性:京都大学吉田南総合図書館の事例巻頭は古巣の皆さん。CA-E初の写真掲載、というパンドラの匣を開けてしまった感ある。去年一年間働いていた職場の話で、自分が企画協…

E1604 - ディスカバリーサービスの透明性向上のためになすべきこと

このたび、カレントアウェアネス-E No.266(2014年9月11日刊行)に「ディスカバリーサービスの透明性向上のためになすべきこと」という記事を書きました。今回は、記事のライセンスとしてクリエイティブコモンズのCC BYを適用しています(参考)。通常ですと…

カレントアウェアネス-E No.265感想

感想と感想のあいだになにも書かない2週間。その間、JSTにDOIな出張したり、ソフトボール大会に出なかったり、Library Lovers'キャンペーンの準備が本格化してきたり。 今回は6本中、外部原稿が5本。 ■E1596■ MOOCを活用した図書館での大学レベルの学習機会…

カレントアウェアネス-E No.264感想

ソフトバレー大会からはや2週間、ってことですか。その間、機関リポジトリ推進委員会のキックオフミーティングでNIIに出張したり(技術WGのメンバー)、今年のLibrary Lovers'キャンペーンの企画会議をしたりしていました。今号は6本中、内部原稿が2本。とは…

九州帝国大学学位史その3(京都帝国大学福岡医科大学時代)

承、前。 九州大学の歴史は京都帝国大学の一分科大学であった京都帝国大学福岡医科大学時代に遡る。設立は明治36(1903)年。明治30年に第2の帝国大学である京都帝国大学が誕生してまだ数年というころ。当時の歴史をなぞってみると、東北と九州に同時に帝国…